9/17冨田勲メモリアルコンサートがリハーサルを公開

「冨田勲 映像音楽の世界」(東京国際フォーラムにて9月17日(祝)開催)

2018.9.14更新

リハーサルには日本屈指のオーケストラとトミタサウンドの専門家が集った
「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「新日本紀行」「きょうの料理」「大河ドラマ」・・・。
アニメ、特撮、映画音楽など様々なジャンルへ優れた音楽を提供した冨田勲(1932—2016)。
日本が世界に誇るトミタの音楽を、壮大なオーケストラ、シンセサイザー、合唱、ダンスなどで堪能する贅沢なコンサート「冨田勲 映像音楽の世界」が9月17日に東京国際フォーラムCで開催される。
開催に先立って、12日に東京・浜離宮朝日ホールにてリハーサルが行われた。

オーケストラ、合唱、ダンス! 総勢100人を超える出演者がステージに!
場を引き締め、エネルギッシュな指揮で音楽を作り出すのは藤岡幸夫。世界中のオーケストラで活躍する藤岡の指揮で音楽を聴くと、自然と笑顔になり、前向きなエネルギーが湧き出るようだ。
リハーサルは、総勢50名を超えるオーケストラ・トリプティークと、50人に及ぶ混声合唱によって「マイティジャック」「キャプテンウルトラ」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「新日本紀行」などが奏でられた。リハーサルで聴いても壮大でゴージャス。あまりの迫力で、本番はさらに良くなると考えるとワクワクする。オーケストラ・トリプティークの演奏も素晴らしく、笑顔で進むリハーサルのなか、パーカッションのホールを揺るがす低音や、トランペットの強烈な響き、弦楽の美しい旋律、フルートのきらびやかに彩る音色など、カラフルな音の万華鏡のようだった。
このコンサートは冨田勲の没後企画としても最大規模のひとつ。手塚治虫アニメ、NHKの大河ドラマ、「マイティジャック」など、映像のために作曲された傑作をゴージャスなオーケストラ演奏で楽しむだけでなく映像上映とオーケストラ、女子高生のダンス、合唱、シンセサイザーなど、通常のコンサートでは味わえないコラボレーションも予定しているとのこと。

トミタサウンドにこだわる
藤岡幸夫マエストロによるオーケストラの音作りだけでなく、シンセサイザーなど様々な部分で冨田勲ゆかりの人物も加わってのリハーサルであった。シンセサイザーをオーケストラと音を融合させ、ソロ演奏も行うのは篠田元一。篠田は冨田勲の「源氏物語幻想交響絵巻」「イーハトーヴ交響曲」(初演)の国内外公演にも参加しており、トミタサウンドを最も理解するミュージシャンの一人。
篠田は今回のリハーサルで下記のようなコメントを寄せてくれた
「トミタサウンドを可能な限り再現すべく、こだわりを持って準備を進めております。
今更ながらアナログシンセであれだけユニークなサウンドを作り上げてきたのはただただ脱帽です…」
篠田がこだわりを持って作ったトミタシンセサウンドにも期待したい。

400インチで上映される「マイティジャック」
コンサートへの推薦コメントを寄せてくれた庵野秀明監督は、「マイティジャックの歌」を人生で一番聞いているとコメントしているが、今回のメインイベントのひとつが特別編集版「マイティジャック」の400インチ画面での上映にあわせてのオーケストラ演奏だ。リハーサルでも映像を上映しての細かい確認や調整がキビキビと行われていたが、日本でもこのようなシネマ・コンサートを行えるスタッフは限られており、プロフェッショナルな仕事の素晴らしさを垣間見ることができた。コンサートの最後には「マイティジャックの歌」みんなで歌おう!というお客様への気の利いた計らいも用意しているとのこと。
今回は、様々な形で冨田勲にゆかりあるミュージシャンやクリエーターも参加する「冨田勲フェスティバル」とも言える大規模になり、夢のような大コンサートとなった。
これは期待するしかない!

取材・文:仁木高史(ライター)

冨田勲 映像音楽の世界 Sounds of TOMITA メモリアルコンサート
2018年9月17日(月・祝)14:15 開場/15:00 開演
東京国際フォーラム ホールC

指揮:藤岡幸夫
監修:樋口尚文 司会:中江有里
演奏:オーケストラ・トリプティーク
合唱:冨田勲メモリアル合唱団(指導:太田代将孝、混声、少年少女合唱)
シンセサイザー:篠田元一
特別ゲスト:前川陽子(歌手)
全作曲:冨田勲 ジャングル大帝のみハッスルコピーレンタル譜を使用、それ以外はすべて今回のために整備された楽譜です。
楽譜作成・復元編曲:津田賢吾(リボンの騎士、NHKのための映像音楽、コムポジション愛)
青島佳祐(リボンのマーチ、ビッグX、ノストラダムスの大予言、キャプテンウルトラ、マイティジャック)
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