「PCで電子書籍を読む場合ってどうなんだろう」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?
電子書籍はスマホ・タブレット・PCなどの端末から閲覧できますが、多くはタブレットやスマホを利用して読む方が多い状況です。
この記事ではPCで電子書籍を読むために必要な以下のことをお伝えしています。
- 閲覧方法
- 必要なPCのスペック
- おすすめのストア
- PCとタブレット・スマホとの違い
最後まで読むことで、現在利用している端末以外でも読書を楽しめるようになります。詳しく説明していきますので、ぜひご覧ください。
PCで電子書籍を閲覧する方法
PCで閲覧するには、2種類あります。閲覧方法は以下の通りです。
- PCブラウザで閲覧する
- アプリを使用する
PCで電子書籍を閲覧する際は、ストアによってPC閲覧用アプリを用意している場合といない場合があります。
PC閲覧用のアプリがある場合は、ダウンロードする必要があり、注意が必要です。
電子書籍をPCで読む際に必要なパソコンのスペック
電子書籍を読む際に必要なPC(パソコン)のスペックは以下の通りです。
電子書籍を読む際のスペック | |
CPU | インテル core i3 以上 |
メモリ | 4GB以上 |
ストレージ | 120GB以上(SSD搭載) |
その他 | HDDよりSSDがおすすめ |
PCで電子書籍を読む場合、ゲーミングPCなどの高いスペックは必要ありません。
CPUはインテルcore i3以上、メモリも4GB以上あれば快適に閲覧できます。
ストレージに関しては、HDDよりSDDをおすすめします。
理由は、HDDとSDDでは読み書きスピードが異なり、SDDの方が早くPCの起動やアプリの起動ができるためです。
高いスペックは必要ないものの、動作の遅さにストレスを感じたくない方は、データ処理速度に影響を与えるCPUやメモリは良いものを選びましょう。

電子書籍をPCで読むならBookLive!がおすすめ
電子書籍をPCで読む場合はBookLive!がおすすめです。
理由は、BookLive!は他サイトと比べ、ブラウザで閲覧した場合に機能が充実しているためです。
電子書籍をPCで読む際の機能を比べた表がこちらです。
ストア名 | ページ移動 | 横縦変更 | 拡大・縮小 | 付箋・しおり | 検索・メモ |
BookLive! | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
楽天Kobo | × | × | × | × | × |
ebookjapan | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
Kindle | ◯ | × | × | × | × |
BOOK☆WALKER | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
コミックシーモア | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
表を見るとBookLive!は、他サイトより機能が充実していることがわかります。
楽天Koboに関しては、ブラウザで読めません。PCで閲覧する場合は、PC専用のアプリが必要です。
また、表にない機能として、ebookjapanでは独自機能の『3段送り』を使えます。これは、1ページを3分割して上段、中段、下段と読み進めることができる機能です。
ページ移動・拡大・縦横変更のみのストアが多い中、BookLive!はしおり機能やメモ機能まで兼ね備えており優秀です。
BookLive!は初回登録時に50%OFFのクーポンをもらえるので、気になる書籍を読んでみてはいかがでしょうか。
電子書籍をPCで読むメリット
電子書籍をPCで読むメリットは以下の4つです。
電子書籍をPCを読む場合、タブレットやスマホにはない良さがあります。
ここでは上記の内容を詳しく説明していきますので、検討されている方は参考にしてください。
大画面で電子書籍を読める
電子書籍をPCで読む際、タブレットやスマホに比べ大画面で読めます。
こちらが一般的な端末の大きさを表にしたものです。
(※1インチは2.54cm)
端末 | 一般的なサイズ |
ビジネス用ノート型PC | 14インチ〜15インチ |
タブレット | 7インチ〜10インチ |
スマホ | 4インチ〜6インチ |
このようにPCの場合、ビジネス用ノート型PCでも14インチもあります。
デスクトップPCであればさらに大きな画面で閲覧でき、TVに接続すれば30インチを超えるような大きさでの閲覧も可能です。
漫画であれば、紙の本では得られないような迫力を感じられるのが、PCで電子書籍を読むメリットです。
ストレージを気にしなくて良い
電子書籍をPCで読む場合、タブレットやスマホに比べストレージを気にせずに読めます。
端末のストレージの一般的な容量は以下の通りです。
端末 | ストレージ |
PC | 120GB〜 |
タブレット | 16GB〜 |
スマホ | 8GB〜 |
中には、タブレットでもPCに匹敵する大容量のタイプもありますが、PCでストレージが多いものだと1TB(1000GB)を超えるため、容量面ではPCにメリットがあります。
漫画や写真集など文字ではなく、絵やカラーが使われているものは情報量が多く、データ量が増えます。
そのため、漫画や写真集などデータ量が多い本を読む方にとってはメリットが大きいといえます。
複数のアプリを使用できる
PCで電子書籍を閲覧する場合、複数のアプリを使用できます。
タブレットやスマホなどはアプリを起動した場合、1つのアプリを画面全体で利用することになります。
一方、PCの場合は画面を縮小し、他アプリやソフトを同時に使用できます。
例えば、マルチディスプレイを使い、片方の画面で電子書籍を開きつつ、もう片方の画面で本の要点をメモ帳にまとめるといった使い方が可能です。
効率良く電子書籍で情報をまとめたい方は、PCで電子書籍を読むメリットが大きいといえます。
自炊ができる
PCであればスキャナーを使い、紙の本を電子書籍化する自炊ができます。
スマホ・タブレットでは、自炊は面倒で手間がかかるでしょう。
カメラで写真撮影すれば、できないことはありませんが、画質など考慮するとPCで行う方が手間がかからずメリットが大きいです。
好きな本を電子書籍化したい場合は、PCで自炊して読書を楽しみましょう。
電子書籍をPCで読むデメリット
電子書籍をPCで読む場合のデメリットは以下の4つです。
デメリットをそれぞれ詳しく説明していきます。
手軽に持ち運べない
電子書籍をPCで読む場合、端末がタブレットと比較して重いため手軽に運べません。
大きさにより重さが変わりますが、重さの目安は以下の通りです。
端末 | サイズ(一般的) | 重さ |
ビジネス用ノート型PC | 14インチ〜15インチ | 1kg~2kgぐらい |
タブレット | 7インチ〜10インチ | 400g〜700gぐらい |
スマホ | 4インチ〜6インチ | 130g〜180gぐらい |
ノート型PCは軽量化がすすんでいますが、デスクトップの場合、物理的に持ち運ぶのは難しいでしょう。
ノート型PCはタブレットの倍ほどの重さがあるため、荷物が重くなり遠出する際は特に疲れる原因になる可能性があります。
軽量型のノート型PCもありますが、やはり手軽に持ち運ぶにはタブレットやスマホがおすすめです。
長時間の読書に向いていない
PCで電子書籍を読む場合、長時間の読書には向いていません。理由は、姿勢を変更できないためです。
タブレットやスマホの場合、片手で持てるので立ったり座ったり、姿勢を変えられますが、PCの場合、基本的に椅子に座って読むため、姿勢を崩すのが難しいのです。
もちろん、高性能な椅子を使用すれば、長時間読書できる可能性が高まりますが、椅子を買う費用が発生し、金銭的なデメリットが発生します。
タブレットやスマホアプリと比較して機能が制限される
PCでは、タブレットやスマホで使えるしおり機能やメモ機能、検索機能などが使用できないケースが多いです。
一例として、雑誌読み放題サービスのdマガジンは、アプリでは優れた記事保存機能がありますが、PCブラウザではありません。
タブレットやスマホアプリで普段電子書籍を読んでいる場合、デメリットを強く感じる可能性があります。
ブラウザで読めない書籍がある
電子書籍をPCで閲覧する場合、ブラウザで読めない本があります。
例えば、ストアの中には、漫画のみブラウザで閲覧ができ、小説・ライトノベルなどはPCブラウザで読めないところもあります。
PCでブラウザを使用して閲覧する場合は注意が必要です。
まとめ
この記事ではPCで電子書籍を読む方法、電子書籍を読むのに必要なPCスペック、PCで読むのにおすすめのストアなどを紹介しました。
要点を簡単にまとめると以下の通りです。
- PCで電子書籍を読む方法はブラウザと専用アプリがあり、ストアで対応が違う
- PCのスペックは、ハイスペックである必要はない
- BookLive!は機能が充実しているためPCで読むのにおすすめ
PCで電子書籍を読む場合、メリットもありますが、デメリットも多いです。
スマホやタブレットなどの携帯できる端末とPCをシーンに合わせて使い分けることで、それぞれの長所を活かし、読書を楽しみましょう。

