Amazonが提供している電子書籍読み放題サービスには、
- Kindle Unlimited
- Prime Reading
の2種類がありますが、2つの違いがよく分からず困っていませんか?
この記事では『Kindle Unlimited』と『Prime Reading』を比較して、どちらがあなたに合う電子書籍読み放題サービスなのかをお伝えします。
目的によって使い方が異なるので、自分に適したサービスを利用したい方は、ぜひご覧下さい。
Kindle UnlimitedとPrime Readingの比較表
比較内容 | Kindle Unlimited | Prime Reading |
月額・年額料金 | 月額980円(税込) | 月額500円(税込) 年額4,900円(税込)/月換算408円) ※学生専用の半額プランあり |
無料お試し期間 | 30日間 | 30日間 ※学生専用プランの場合6ヶ月間 |
取扱冊数 | 200万冊以上 | 1,200冊以上 |
本のジャンル | 小説・漫画・雑誌・実用書・ビジネス書・児童書・洋書など | 小説・漫画・雑誌・実用書・ビジネス書・児童書・洋書など |
同時接続可能台数 | 最大6台 | 最大6台 |
端末ダウンロード | 最大20冊まで | 最大10冊まで |
対応機種 | Kindle端末、スマホ、タブレット、PC | Kindle端末、スマホ、タブレット、PC |
利用条件 | Amazon会員 | プライム会員 |
サービスの違い | 読み放題専用の独立した1つのサービス 読み放題冊数が圧倒的に多い |
プライム会員の付加サービスの1つ 他のプライム会員特典も利用可能 |
こちらがKindle UnlimitedとPrime Readingの比較表です。
Prime Readingは、Amazonの有料会員である『プライム会員』になると付いてくる特典の1つです。
そのため、Prime Readingは読める冊数が少なく『Kindle Unlimitedのお試し版』のようなイメージです。
Kindle UnlimitedとPrime Readingの違いを項目ごとに解説
Kindle UnlimitedとPrime Readingの違いを、
- 月額料金やサービス
- 取り扱いジャンルや読み放題冊数
- 使い方
こちらの3つの項目ごとに詳しく解説します。
月額料金やサービスの違い
Kindle Unlimitedは、Amazon会員であれば誰でも契約が可能で、有料のプライム会員になる必要がありません。
月額料金は980円(税込)とPrime Readingと比較すると高めではありますが、読み放題専門のサービスであり、取扱書籍やジャンル数が圧倒的に多いです。
対して、Prime Readingは、Amazonの有料会員であるプライム会員になる必要がありますが、Amazonの配送料無料などの特典がつきます。
また、Prime Readingは月額500円(税込)(学生は半額)と低い料金で利用できますが、取扱書籍やジャンル数は、Kindle Unlimitedよりも遥かに少ないです。
プライム会員の特典をまとめると以下の通りです。
- Amazonの配送料・お急ぎ便・お届け日指定便が無料
- Prime Videoの動画見放題(35,000本以上)
- Prime Videoチャンネルの一部特別取り扱い商品の手数料が無料
- Prime Musicが聴き放題(200万曲以上)
- Amazon Music Unlimitedが割引料金で利用可能
- Amazon Photosに容量無制限の写真ストレージ追加
- Amazonフレッシュが利用可能(生鮮食品・日用品をまとめてお届け)
- prime wardrobe(対象商品の服や靴などを購入前に試着可能)
- Twitch Prime(無料のスポンサー登録、無料ゲームへアクセス可能)
- 先行タイムセール(通常より30分早くタイムセール商品を購入可能)
- Amazonファミリー(子ども用の商品がお得に購入可能)
- Amazonプライム家族会員(会員本人+同居している家族2名までを登録可能)
- プライムペット(ペットの情報を登録するとおすすめ商品やセール情報が届く)
- プライム限定価格(一部の商品がお得に購入可能)
Kindle Unlimitedに比べ、書籍数やジャンルが少ない代わりに、上記のように多くの特典が利用できるのが、Prime Readingの魅了的な部分です。
取り扱いジャンルや読み放題冊数の違い
Kindle UnlimitedとPrime Readingは、読み放題対象の本であれば無料で閲覧できます。
それぞれで取り扱っているジャンルや読み放題対象になっている書籍数を下記の表にまとめました。
Kindle Unlimitedのジャンルごとの読み放題冊数
ジャンル | 読み放題冊数 |
アート・建築・デザイン | 14,000冊以上 |
エンターテイメント | 4,800冊以上 |
コミック | 56,000冊以上 |
コンピュータ・ID | 6,600冊以上 |
スポーツ・アウトドア | 7,000冊以上 |
タレント写真集 | 11,000冊以上 |
ノンフィクション | 1,800冊以上 |
ライトノベル | 14,000冊以上 |
ボーイズラブ | 8,500冊以上 |
ティーンズラブ | 8,200冊以上 |
ビジネス・経済 | 30,000冊以上 |
投資・金融・会社経営 | 15,000冊以上 |
教育・学参・受験 | 17,000冊以上 |
人文・思想 | 51,000冊以上 |
医学・薬学 | 4,800冊以上 |
文学・評論 | 46,000冊以上 |
歴史・地理 | 17,000冊以上 |
社会・政治 | 23,000冊以上 |
化学・テクノロジー | 17,000冊以上 |
語学・辞典書・年鑑 | 5,500冊以上 |
音楽・スコア・音楽書 | 1,400冊以上 |
資格・検定・就職 | 1,700冊以上 |
暮らし・健康・子育て | 25,000冊以上 |
絵本・児童書 | 7,900冊以上 |
趣味・実用 | 21,000冊以上 |
旅行・ガイドマップ | 8,000冊以上 |
雑誌 | 16,000冊以上 |
大人向け | 56,000冊以上 |
洋書 | 6,000冊以上 |
こちらがKindle Unlimitedのジャンルごとの読み放題冊数を表にしたものです。非常に充実していることがわかります。
公式には200万冊以上と書かれていますが、目視で確認したところ少なくとも50万冊以上は読み放題で読めます。
ただ、漫画については、冊数は多いものの1巻のみの作品が多いため、漫画をメインで読むのにKindle Unlimitedはおすすめではありません。
Prime Readingのジャンルごとの読み放題冊数
取り扱いジャンル | 読み放題冊数 |
小説・評論 | 50冊以上 |
ビジネス・経済 | 130冊以上 |
趣味・暮らし | 70冊以上 |
絵本・児童書 | 5冊以上 |
コミック | 180冊以上 |
雑誌 | 170冊以上 |
洋書 | 570冊以上 |
その他(自己啓発や語学など) | 140冊以上 |
こちらがPrime Readingのジャンルごとの読み放題冊数を表にしたものです。
上記それぞれの表を見て分かるように、Kindle UnlimitedとPrime Readingで読める書籍やジャンル数が圧倒的に違います。
使い方の違い
Kindle UnlimitedとPrime Readingで使い方に違いはなく、どちらも基本的に同じです。
スマホやタブレットで本を読む場合は、専用の『Kindleアプリ』を利用するため、本のダウンロードや読み方、解約方法なども同じ手順で行えます。
もし、Prime Readingが物足りなく感じて、Kindle Unlimitedに加入したとしても、使い方が変わらないのは嬉しい点です。
Kindle UnlimitedとPrime Readingはどちらがおすすめ?
Kindle UnlimitedとPrime Readingを比較した際、どちらがおすすめなのか気になると思いますが、個人の用途によっておすすめするサービスは異なります。
それぞれがどのような方におすすめなのかお伝えします。
Kindle Unlimitedがおすすめな方
下記の項目に当てはまるものが多ければ、Kindle Unlimitedがおすすめです。
- 小説、実用書・ビジネス書、雑誌など広いジャンルを読みたい
- お財布を気にせずに無料で書籍を沢山楽しみたい
- 普段から本を読む習慣がある
Prime Readingがおすすめな方
下記の項目に当てはまるものが多ければ、Prime Readingがおすすめです。
- Amazonで商品をよく購入する
- 電子書籍はそれほど読まない
- プライム会員の特典に魅力を感じる
まとめ
Kindle Unlimitedとプライム会員のPrime Readingを比較して違いを紹介しました。
それぞれの違いは、Kindle Unlimitedは月額980円(税込)と高いものの、読み放題専門で圧倒的な品揃えがあるサービス。
Prime Readingは月額500円(税込)のAmazonプライム会員の付帯サービスで、読み放題冊数は少なく、送料無料やPrime Videoがメインのサービスという違いです。
どちらも無料体験期間があり、期間中に解約すれば料金は一切かかりません。
どうしても迷ってしまう方は無料期間を利用してそれぞれ体験してみるのも1つの方法です。この記事を参考に、ぜひ試してみて下さい。