3人で奏でる最高のハーモニー。
清塚信也 Piano Trio、八ヶ岳公演とともに全国ツアー「Harmony」開催発表!
9月5日(土)、長野県・八ヶ岳高原音楽堂にて清塚信也 Piano Trioがコンサートを開催。標高約1,500mの森の中にある自然と調和したサロン的ホールで、軽妙なトークも交え、演奏を披露した。そして、2026年12月から2027年2月にかけて、清塚信也Piano Trio ツアー 2026-2027「Harmony」の開催が発表された。
2025年9月にスタートした全63公演の「清塚信也 47都道府県ツアー 2025-2026」が7月12日に東京・サントリーホールで千秋楽を迎え、次への第一歩として行われたのが、今回の「Yatsugatake Kogen Salon Concert 清塚信也Piano Trio」。ピアノの清塚、そして学生時代からの友人であるバイオリンの山本翔平、チェロ奏者・高木慶太という気の置けないメンバーでのコンサートとなった。
大きな拍手が響く中、3人が登場。清塚は手を振ってそれに応える。オープニングは、エルガーの「ニムロッド」(「エニグマ変奏曲」より)。静かに始まり、そしてだんだんと感情が高まるように壮大に音が広がっていき、観客もそれをじっくりと聴き入った。会場となった八ヶ岳高原音楽堂は、作曲家・武満徹氏をアドバイザーに迎え、建築家・吉村順三氏が設計した建築物で、清塚は「久しぶりに来させていただきました。武満徹さんも関わった素晴らしい伝統あるホールで演奏できるのがとてもうれしいです」と話しつつ、「昨日 (サントリーの)白州の工場に、行ってきまして夢のような時間でした」と、ウイスキーの蒸留所に足を運んだことを明かすなど、軽妙なトークで会場を和ませた。
エルガーがスランプの時に友人のイェーガーがベートーヴェンを引き合いに出して奮い立たせ、ベートーヴェンの「悲愴」からインスパイアされて生まれた曲であると、オープニングの「ニムロッド」の曲説明も行い、その流れで、ピアノ・ソナタ「悲愴」第2楽章を演奏。2027年がベートーヴェンの没後200年という話題を切り出し、交響曲第5番「運命」など厳粛な印象があるベートーヴェンの作品としては異色な明るい曲「ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」より第3楽章」も披露。演奏曲目についてのエピソードを話すことで、それぞれの楽曲のつながりが見えてきて、ストーリーも生まれていった。
再度、蒸溜所を訪れた話を持ち出し、白州の良さはスコッチを感じさせるピートのアクセントがあるところと語り、「その雰囲気を音楽に閉じ込めたといえば、フランス人のドビュッシーでございます」とつなげて、ドビュッシーの「月の光」を清塚による“ポップス色濃いめの映画音楽風アレンジ”で聴かせた。
ピアソラの「リベルタンゴ」後、山本と高木が一度ステージから退出し、「時間調整」と言いながら、ショパンの「ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2」などを清塚がピアノで独奏し、観客を楽しませた。「一人で弾くのは、合わせてあげたり煩わしいことが何もなくてとっても楽しかったです(笑)」とユーモアを交えたトークも聞かせ、山本とふたりでクライスラーの「コレルリの主題による変奏曲」と自身が作曲した「つながる心」、高木とふたりでショパンの「チェロ・ソナタ ト短調 作品65第2楽章」と清塚が「慶太と一緒に弾くために高校生の時に作った」という「祈り」を演奏した。
本編の最後はドラマ『コウノドリ』より「candle」「Baby, God Bless You」の2曲で締め、アンコールでは、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤの半生を描いたミュージカル『ゴヤ-GOYA-』より「アスタマニャーナ」を演奏した。
©齊梧伸一郎
「12月からツアーが始まりますので、また聴きに来てくれたらうれしいです。今日演奏したプログラムからも演奏しますし、プラスで何か増えたらと思っていますので、コンサートツアー楽しみましょう」と呼びかけたとおり、清塚信也Piano Trio ツアー 2026-2027「Harmony」の開催が発表された。
2026年12月6日(日)の東京・サントリーホール 大ホールからスタートし、年をまたいで2027年2月21日(日)の福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホールまで全8公演を予定。幼馴染みならではの自在な呼吸とユーモアあふれるトーク、そしてクラシック音楽の奥深さと楽しさを身近に実感できる極上のひとときとなるはずだ。この3人だからこそ生まれる奇跡のハーモニーと、ジャンルの枠を超えた自由な演奏を、ぜひ会場で体感してほしい。
清塚信也Piano Trio ツアー 2026-2027「Harmony」公演概要
公演公式ホームページ
http://kyodotokyo.com/harmony-tour/