登壇したのは、出演者10人と演出家の福田雄一。
登壇して早々、福田とムロの掛け合いに出演者、会場の雰囲気を一変した。

演出家の福田雄一は、「僕も妻もミュージカルの大ファンで、日本はミュージカルに対して、
敷居が高いイメージで、もっと気軽に観られたらなと思っていたんです。で、俺がやるしかないと思って、
この作品を作ることに決めました。」と語った。

ミュージカル初出演、初舞台の山田孝之は、「この後のMCの中村アナが説明してくれるコメントが面白いんで、
聞いてください。」と言って、これまた会場が笑いに包まれる。
が慌てて、「いや、僕も福田さん同様、気軽にそれなりのものをやります」とコメントした。

（筆者の心の声）フジテレビ中村光宏アナウンサーが台本に書かれているかを探していたではないですか！

共演者の佐藤仁美は、「山田孝之くんの妻役なんて、この舞台でしかできないので、福田さんに感謝してます！」
とコメントし、会場が爆笑の渦に。

同じく共演者のブラザートムは、役柄を紹介された後に、「この度、勝海舟役を演じます、ブラザートムです」と
とぼけ、これまた大爆笑。

記者から、ミュージカルということは・・・と歌唱力のことを問われ、
演出の福田はムロツヨシを指し、「若干私の隣の人が不安で…倫也（中村）とのデュエットがあるのですが、、、」と言われ、
それに対してムロが「僕が下なんですが、、つられちゃいますもーん」とコメントし、
「いや、ちゃんと練習して、頑張りますよ。」と慌ててコメントし、これでも笑いが起きる。

（筆者の心の声）デュエットですので。。。上の音域と下の音域でハモるの練習して下さいね！
これ、舞台の本番で要注意チェックポイントです！

所々で、ムロツヨシのツッコミが、共演者の良い繋ぎ役になり、
常にキャストからも笑いが絶えず、会場の雰囲気を盛り上げていた。

（筆者の心の声）というか、前に前に来られていましたね！圧倒的な前のめり感、、、いいですね！

これからの稽古場で作り上げていくとのことだが、英国アカデミー賞4冠に輝いた大ヒット映画、
そして、ミュージカルではトニー賞9部門にノミネートされた大傑作が、
福田雄一のもと、このキャストたちをどう味付けされるのか・・・今から1月が待ち遠しい！

（筆者の心の声）この福田さんの作るものって本当に面白いですよ！
2012年1月に行った、ユースケ・サンタマリアさん主演の
ミュージカル「モンティ・パイソンのスパマロット」は最高でした！原作を日本版で見せる面白さが
よくわかったり、笑いをリードしてくれる優しさを感じましたね。
福田さん！今回も期待していますよ！

個人的に気になるのは、"すっぽんぽん"と言っても実際にどこまで露出するのか・・・
海外公演のように、超肉体美ではないかもしれない俳優たちでも、ストリップ劇場に行ったことない私には、
なんでも興味がある！男女問わず、カップルで観ても、笑ってすっきりして帰れそう。
今まで、ミュージカルに興味がなかった方にもおススメです！

〈STORY〉
かつては鉄鋼業で栄えたNYの田舎町バッファローの鉄工所をリストラされた6人の男たち。
妻や子供、愛するもののために、男たちが選んだ手段は「ストリップをして一攫千金を狙おう！」
というものでした…
果たして、彼らの運命は！？
ストリップという奇抜なテーマが前面に出るのではなく、家族愛、親子愛や、男たちの友情などが強く心に残る、
ハートフルコメディミュージカル。

©SHINOBU IKAZAKI