ロリポップは、2001年からサービスを開始した老舗サーバーで料金が安く、月額料金の安さを重視する方には、おすすめできるサーバーの1つです。
一方で、ロリポップはプランが多いため、「どのプランにしたらいいの?」と迷われていませんか。
この記事では、ロリポップの料金プランや人気の他社レンタルサーバーの料金を紹介します。
本記事を読むと、ロリポップの『ライトプラン』を避けるべき方の特徴や、ロリポップをお得に利用する方法も分かるので、ぜひ最後までご覧ください。
ロリポップの料金プランの違いを比較
ロリポップの4つの料金プランや機能を表にまとめました。
プラン名 | エコノミー | ライト | ベーシック | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|
契約期間・ 月額料金(税込) | 1ヶ月・198円 3ヶ月・198円 6ヶ月・198円 12ヶ月・198円 24ヶ月・198円 36ヶ月・99円 | 1ヶ月・550円 3ヶ月・495円 6ヶ月・462円 12ヶ月・418円 24ヶ月・352円 36ヶ月・220円 | 1ヶ月・1,430円 3ヶ月・1,320円 6ヶ月・1,210円 12ヶ月・990円 24ヶ月・935円 36ヶ月・550円 | 1ヶ月・2,640円 3ヶ月・2,640円 6ヶ月・2,420円 12ヶ月・2,365円 24ヶ月・2,255円 36ヶ月・2,200円 |
初期費用(税込) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
容量(ファイル容量、メール容量、データベース容量の合算値) | 100GB | 200GB | 400GB | 1.2TB |
ファイル容量 | 70GB | 160GB | 350GB | 1TB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ドメインずっと無料 | なし | なし | 無料対象 | 無料対象 |
WordPress簡単インストール | なし | あり | あり | あり |
自動バックアップ | なし | なし | 無料(復元は有料) | 無料(復元は有料) |
サポート | メール・24時間 電話・なし チャット・平日9:30〜13:00 /14:00〜17:30 | メール・24時間 電話・なし チャット・平日9:30〜13:00 /14:00〜17:30 | メール・24時間 電話・平日10:00〜18:00 チャット・平日9:30〜13:00 /14:00〜17:30 | メール・24時間 電話・平日10:00〜18:00 チャット・平日9:30〜13:00 /14:00〜17:30 |
初心者の方は、WordPressが使用できて簡単インストール機能も付いているライトプラン以上がおすすめです。
また電話でしっかりとサポートを希望される方は、ベーシックプラン以上を検討してみてください。
1番スペックの高いエンタープライズプランは、大規模サイトや法人サイトの制作案件に適した安定感があるプランです。
ロリポップの各料金プランがおすすめな方
ロリポップの料金プランは以下の4つです。
それぞれどのような方におすすめなのかを解説します。
エコノミープランはデータベースを使用しないサイト運営の方におすすめ
ロリポップの『エコノミープラン』は、WordPressに対応していません。そのため、WordPressを利用したブログ運営が不可能です。
口コミでは、「手頃な料金でブログを始めるなら、ライトプランを選択するべき」との声もありました。
格安でブログを始めるなら、ロリポップのライトプランを選びましょう。
— こせい@仮想通貨ブログで5万2862円 (@kosei2021) December 10, 2021
さらに安いエコノミープランがありますが、ワードプレスが使えない、つまりブログが開設出来ないので、選ばないようにしましょう。#ブログ #ブログ初心者 pic.twitter.com/2Mi2bOxiCs
ロリポップの『エコノミープラン』は、『いつ』『誰が』『どの場所から』見ても同じ情報が表示される『静的なサイト』の運営に適しています。
データベースを使用しないサイトを運営する方には、料金が安くておすすめなプランです。
一方で、ホームページの制作や更新の難易度が高くなるため、初心者には扱いが難しいプランと言えます。
また、契約期間にかかわらず安価ではあるものの、割引が適用されるのは36ヶ月契約の場合のみなので、お得に利用したい方は注意が必要です。
ライトプランは趣味のホームページを作る方におすすめ
ロリポップの『ライトプラン』は、WordPressを利用できるだけでなく、月額料金は12ヶ月契約で418円(税込)と手頃なため、趣味のブログやホームページを作成される方におすすめです。
ただし、口コミでは「WordPressの表示速度が遅い」という声がありました。
音楽素材グラネタのHPが重いので、色々原因などを調べてると、ロリポップ(ライトプラン)がWordPressを表示するには遅すぎるという結果に。
— 五流門徒(Golmont) (@Golmont) February 11, 2021
一応上位プランで劇的に速くできるようだけど、まだ全然回収できるラインに立ってないからどうするのこれ、って状態。
ロリポップの『ライトプラン』には、ひと通り基本的な機能が備わっています。
WordPressは利用できるものの、データベース管理システムの1つであるMySQLが1個だけなので、複数サイトの運営ができない点は注意が必要です。
大量のコンテンツをアップロードしたり、大量のアクセスが見込めるサイトで高速表示させたければ『ベーシックプラン』以上のプランが適していると言えます。
本格的にブログで収益を求める方や手厚い電話サポートを求める方は、ライトプランを避けたほうが良いでしょう。
ベーシックプランはブログやサイト運営を本格的に始めたい方におすすめ
ロリポップの『ベーシックプラン』は、ほかのプランと比較して12ヶ月契約の月額料金が990円(税込)と高価ですが、自動バックアップが無料などのメリットも多くあります。
高い安定性を備えており、大量のアクセスでも高速表示したい方におすすめです。
友人のお店のHPを作るにあたり、サーバーを調べ中。
— ヅッカ🟣@( ) (@jalshugyoama) May 13, 2023
私はエックスサーバーを使っているけれど、ロリポップ!のベーシックプランもかなり良さそう🤔安いのだとやっぱりここかなぁ…
口コミでは、「友人のお店のHPを安いレンタルサーバーで作るならロリポップのベーシックプランかな」と前向きに検討している声がありました。
また、ベーシック以上のプランでは、『ドメインずっと無料』『自動バックアップ無料』『電話サポート』が利用できる点がメリットです。
『ドメインずっと無料』では、ベーシックプラン以上を12ヶ月以上契約すれば、『.com』『.net』『.info』を含む45種類のドメインから、新規取得や更新が無料で利用できます。
エンタープライズプランは大規模サイトや法人サイトを制作する方におすすめ
ロリポップの『エンタープライズプラン』は、12ヶ月契約の月額料金が2,365円(税込)で大規模サイトや法人サイトの制作案件向けに用意されています。
口コミでは「アップデートして、表示が早く作業も快適」という声がありました。
【Create3D】実感として、こないだからサイトが凄く速く表示されていますが、いかがでしょうか? 難しい話をすると、php5.6 → 7.1にアップデートしたんです。
— 天川和香♀DAZ3Dで日本刀10/1リリース!Unityでも使えるよ! (@amakawawaka) August 11, 2018
表示が早いので、作業も速く進んで快適~♪ヽ(´▽`)ノ
今後も、いろいろ、快適に改変していきます。ロリポップのエンタープライズです。
エンタープライズプランに限らず各プランでは、定期的にアップデートを行っています。
アップデートは基本的に自動で行われますが、一部のアップデートはユーザー自身が更新する場合がある点には注意が必要です。
ロリポップの中で最高スペックのエンタープライズプランは、容量も1.2TBと余裕があり、高速化にとどまらず高負荷時の安定性にも力を発揮します。
ロリポップのベーシックプランと人気の他社レンタルサーバーの料金比較表
ロリポップのベーシックプランと、人気の他社レンタルサーバー3社における同等プランの料金や機能を比較してみました。
レンタルサーバー・ プラン名 | ロリポップ・ ベーシック | エックスサーバー・ スタンダード | ConoHa WING・ WINGパック(ベーシック) | さくらのレンタルサーバ・ スタンダード |
---|---|---|---|---|
契約期間・ 1ヶ月換算の料金(税込) | 1ヶ月・1,430円 3ヶ月・1,320円 6ヶ月・1,210円 12ヶ月・990円 24ヶ月・935円 36ヶ月・550円 | 3ヶ月・1,320円 6ヶ月 ・1,210円 12ヶ月 ・1,100円 24ヶ月 ・1,045円 36ヶ月・990円 | 3ヶ月・1,331円 6ヶ月・1,210円 12ヶ月・941円 24ヶ月・842円 36ヶ月・652円 | 1ヶ月・524円 12ヶ月・ 437円 24ヶ月・430円 36ヶ月・425円 |
初期費用(税込) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ディスク容量 | 400GB | 300GB | 300GB | 300GB |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 200個 |
独自ドメイン永久無料 | 1個 | 1個 | 2個 | なし |
バックアップ | あり | 過去14日分 | 過去14日分 | あり・バックアップ&ステージング(スナップショットで管理) |
サポート | メール・24時間 電話・平日10:00〜18:00 チャット・平日9:30〜13:00 /14:00〜17:30 | メール・24時間365日 電話・平日10時〜18時 チャット・平日10時〜18時 | メール・チャット・電話・ 平日10:00〜18:00 | メール・24時間365日:返信は営業時間内 チャット・24時間365日:チャットボット /平日10:00~18:00:オペレーター コールバック予約・24時間365日:コールバックは営業時間内 |
運用開始 | 2001年~ | 2003年~ | 2018年~ | 2004年~ |
12ヶ月契約での月額料金を見ると、さくらのレンタルサーバが1番安く、次いでConoHa WING、ロリポップとなっており、エックスサーバーだけが1,000円(税込)以上であることが分かります。
一方で、36ヶ月契約の場合さくらのレンタルサーバが一番安いものの、ロリポップは独自ドメイン永久無料サービスが利用できるため、同程度か、ドメインの種類によっては更新料が高くなるので、ロリポップの方が安く利用できる可能性が高くなります。
エックスサーバーとの料金比較
ロリポップの『ベーシックプラン』とエックスサーバーの『スタンダードプラン』を12ヶ月契約で料金を比較すると、ロリポップのほうが月額料金で110円(税込)安いことが分かります。
月額料金を抑えたい方は、料金が安いロリポップを選択し、コストを抑えるのも1つの方法です。
一方、そこまで料金の差が気にならず、手厚いサポートやユーザー数の多さからくる情報の多さを重視する方にはエックスサーバーの方が合うでしょう。
ConoHa WINGとの料金比較
ロリポップの『ベーシックプラン』とConoHa WINGの『WINGパック』を12ヶ月契約で料金を比較すると、ロリポップのほうが月額料金で49円(税込)高くなります。
ConoHa WINGの方が若干料金が安く速度に優れていますが、運営歴や安定感ではロリポップの方が優れているため、料金の安さが絶対ではないと考えているのであれば、重視する条件で選びましょう。
さくらのレンタルサーバとの料金比較
さくらのレンタルサーバは、ロリポップと同様に料金が安く運用実績も豊富なレンタルサーバーです。
単純に金額で見れば、さくらのレンタルサーバの方が安く見えますが、長期契約である場合、独自ドメイン永久無料を利用できるロリポップの方が金額的なメリットが出る可能性があります。
また、電話サポートについて、さくらのレンタルサーバはコールバック方式であるため、待つのが苦手な方はわずらわしさを感じるかもしれません。
他にも、シェアはロリポップの方が高いため、わからないことをネットで検索した際の情報量はロリポップの方が多い可能性が高い点には留意が必要です。
ロリポップの月額料金を抑えてお得に使う方法
ロリポップをお得に利用する方法は、2つあります。
順に解説します。
キャンペーンを利用する
ロリポップは、不定期で期間限定のキャンペーンを開催中です。
キャンペーン内容の例は以下の通りです。
- 【実質月額440円】36ヵ月を契約しようキャンペーン
- 全プラン・全契約期間対象!初期費用無料 or 契約期間1年分追加キャンペーン
キャンペーン期間中に契約すれば、キャッシュバックで実質的に月額料金を安く抑えられたり、初期費用を無料にできたり、契約期間を伸ばしたりすることもできます。
キャンペーンの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
長期契約を結ぶ
ロリポップの『ベーシックプラン』は、1年(12ヶ月)契約で月額料金990円(税込)です。
契約期間を36ヶ月にすれば、月額料金は約56%OFFの550円(税込)になるので、長期間利用する予定であれば契約期間を長めに結んだほうがお得になります。
ロリポップが人気な5つの理由
ロリポップが人気な理由は以下の5点です。
以下で詳しく解説します。
月額料金が安い
ロリポップのベーシックプランを含む下位のプランは、12ヶ月契約が198円(税込)~990円(税込)の1,000円以下で使用することができます。
ブログ初心者の方は収益化するまでに時間がかかるため、コストを抑えることができる点は人気の理由の1つです。
10日間のお試し無料期間がある
無料お試し期間がないサーバーもある中で、ロリポップは全てのプランで無料お試し期間が10日間設けられています。
レンタルサーバーにも向き不向きがあるため、自身に適したサーバーか判断するのに10日間はちょうど良い期間と言えるでしょう。
サポート満足度が高い
ロリポップのサポート満足度は94%と高く、素早い対応が好評です。
操作などで困った場合は電話やメール、チャットの3種類のサポートが受けられて、スムーズに問題を解決できます。
専門スタッフが手厚くサポートしてくれるため、快適にサイト運営が行えるのも人気が高い理由の1つです。
国内シェアがトップレベル
ロリポップは、レンタルサーバーの国内シェア第1位に輝きました。
(『2022の日本でのウェブホスティングのマーケットシェア』HostAdvice.com調べ。『ロリポップ』及び『ヘテムル』のユーザー数の合算の数値)
豊富な運用実績やコスパの良さから、高いシェア率を誇っています。
無料の『WordPress簡単引っ越し機能』がある
ロリポップには、他社のサーバーで運用しているWordPressで作成されたサイトでも、ロリポップに簡単に移すことができる無料の『WordPress簡単引っ越し機能』があります。(WordPress利用不可のエコノミープランを除く)
今まで他社のサーバーでサイトやブログを運用していた方にとっては、魅力的な機能の1つです。
ロリポップの料金に関するよくあるQ&A
- ロリポップの初期費用はいくらかかる?
-
ロリポップの初期費用は現在無料です。
以前はプランによって初期費用は1,650円(税込)かかりましたが、改善されています。
- ロリポップの最低利用期間は?
-
ロリポップは、最短1ヶ月契約から利用可能です。
契約期間は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月のうちから選択できます。
▶︎ 料金表はこちら
- ロリポップの無料期間は?
-
ロリポップには、すべてのプランで10日間のお試し無料期間があります。
申込みから10日間は、本契約時と同様のサーバーや機能を無料で利用できます。
お試し期間終了日までに入金の確認がとれない場合、自動的に契約終了となり、申込みは無効となります。
- ロリポップのドメインは何個まで?
-
ドメインはエコノミープランで50個、ライトプランで100個、ベーシックプラン・エンタープライズプランでは無制限です。
また、ベーシックプランやエンタープライズプランでは、12ヶ月以上の契約をすると契約期間中は特典の『ドメインずっと無料』が適用されます。
- ロリポップのプラン変更方法は?
-
入金前のお試し期間中は、プラン変更が可能です。
入金後の本契約中の場合は、上位プランへのプラン変更のみ行うことができ、下位プランへのプラン変更はできません。(2023年7月から下位プランへの変更にも対応予定)
ロリポップのライトプランはドメインずっと無料がなく電話サポートなしなので、ベーシックプランの方がおすすめ(まとめ)
ロリポップの料金プランやプラン別におすすめの方、人気レンタルサーバーとの比較を紹介しました。
『ライトプラン』はデータベース管理システムが1つしか備わっていないため、将来的にブログやサイトを複数開設しようと考えている方は避けるべきと言えます。
一方で、趣味のブログやホームページを1つ作成するのには、利用しやすいお手頃な料金であることが魅力です。
また、『ベーシックプラン』は本格的なブログやサイトを運営するのに必要とされる基本的な機能が備わっていて、他社レンタルサーバーと比較してもコスパが高く利用できます。
電話サポートも受けられるため、初心者でも安心して利用できるでしょう。
ほかにも、『エコノミープラン』は料金が安いもののWordPressが利用できないため、更新頻度が少ないサイトの開設に適しています。
『エンタープライズプラン』は、膨大なアクセスに耐えられる安定した環境が得られるため、法人サイトなどに向いています。
どれくらいの規模のサイトやブログを開設するのかにあわせて、ロリポップのプランを検討してみてください。