月額費用の安さから大手キャリアより乗り換える方が多いのがMVNOです。これから乗り換えを検討する方の中には、どのMVNOと契約すべきか、特徴を比較して決めたい、このような悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。
MVNOにはそれぞれ特徴があるため、自身の使用方法などに応じて、契約すべきMVNOは異なります。希望の通信速度や月額費用の予算など、自身が重視するポイントを比較し、最適なMVNOを見つける必要があります。
本記事内では、12社のMVNOを紹介するため、特徴を理解して自身に最適なMVNOを見つけましょう。
また、格安SIMのメリットやデメリット、比較する際のポイントに関しても解説してます。MVNOへの乗り換えや契約を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
MVNOとは?

格安SIMやMVNOなどと表現されることがあるため、格安SIMとの違いや大手キャリアとの違いが気になる方も多いのではないでしょうか。
まずは、MVNOの意味を簡単に解説します。
他社から回線を借りて通信サービスを提供している通信事業者
MVNOとは、他社から回線を借りて通信サービスを提供している通信事業者です。Mobile Virtual Network Operatorの略称で、日本語に訳すと仮想移動体通信事業者と表記します。
MVNOが提供しているSIMを格安SIMと呼びます。多くの場合、MVNOを格安SIMと呼ぶため、MVNO=格安SIMと認識しても間違いではありません。
MVNOの最大の特徴は、月額費用の安さです。
大手キャリアの半分以下の料金で利用できるMVNOが多く、大手キャリアの月額費用が高額と感じている方が、月額費用の安さを求めてMVNOに乗り換えています。
MVNOは、他社から回線を借りてサービスを提供している通信事業者であり、月額費用の安さが最大の特徴と覚えておきましょう。
【各社比較】おすすめの格安SIM12選

ここでは、どの格安SIMを契約しようか悩んでいる方に向けて、おすすめの格安SIMを12社紹介します。
それぞれの格安SIMの特徴を詳しく解説するので、自身に最適な格安SIMを選んでみましょう。
キャンペーンや特典がお得なY!mobile
Y!mobileがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 通信速度が速い
- 学割がお得である
- データ容量1年間増量キャンペーンをおこなっている
Y!mobileは通信速度が速い格安SIMとして人気があります。実測値を確認すると約70Mbpsで通信できるため、高画質の動画視聴やアプリゲームも快適です。
また、Y!mobileには学割があります。5〜18歳の方限定に月額費用を最大13か月間割引するキャンペーンのため、子どものいる家族におすすめです。
学割の他にも家族割や光回線とのセット割、データ容量増量などの割引特典やキャンペーンが充実しているため、適用できる方は他社よりも安い料金で利用できます。
キャンペーンや特典の適用で、安くて通信速度の速い格安SIMを契約したい方は、Y!mobileを検討しましょう。
データ容量無制限の楽天モバイル
楽天モバイルがおすすめの理由は、次のとおりです。
- データ容量が無制限である
- 通話料金が無料である
- iPhoneを安く購入することが可能である
楽天モバイルは、データ容量無制限のプランが魅力です。どれだけ使用しても月額3,278円(税込)以上の費用がかかりません。そのため、毎月大量のデータ容量を消費する方に最適といえます。
通話が無料で利用できる点も特徴です。楽天モバイルの通話専用アプリRakuten Linkを利用して通話すると通話料金が無料になるため、普段から頻繁に通話する方も安心できます。(一部無料対象外のものがあります)
また、楽天モバイルはiPhone関連のキャンペーンが格安SIMの中で最もお得です。購入するiPhoneにもよりますが、最大24,000円相当分のポイントを還元するキャンペーンを実施しているため、他の格安SIMよりも安く購入できます。(2022年12月現在)
データ容量無制限のプランやiPhoneのキャンペーンが魅力的に感じる方は、契約をおすすめします。
ミニプランへの乗り換えがお得なLINEMO
LINEMOがおすすめの理由は、次のとおりです。
- ミニプランの月額費用が8か月間無料になる
- スマホプランへの乗り換えで10,000円分のポイントがプレゼントされる
- 3GBを月額990円(税込)から利用可能
LINEMOは、3GBと20GBのプランを提供している格安SIMです。3GBは月額990円(税込)で利用できるため、現在大手キャリアを利用しているものの、月額費用が高額で困っている方におすすめできます。
また、2022年12月現在LINEMOのミニプランへ乗り換えると、月額費用が最大8か月間無料になるキャンペーンを実施しているため、乗り換えを検討している方は非常にお得です。
ミニプランのみでなく、20GBのスマホプランへ乗り換える場合も、10,000円分のPayPayポイントが還元されます。
他社からLINEMOへ乗り換えで契約すると適用できるキャンペーンが多いため、乗り換えを検討している方におすすめです。
月額550円(税込)のプランが格安なOCNモバイルONE
OCNモバイルONEがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 500MBのコースがお得である
- 通信速度が速い
- 端末の種類が豊富である
OCNモバイルONEは、月に500MBまで利用できるコースが非常にお得で、月額550円(税込)で利用できます。
500MBでは動画視聴やアプリゲームは楽しめませんが、短時間のWeb閲覧やメールなどの軽い作業であれば可能です。そのため、データ使用量の少ない方が契約すると、月額費用を大幅に節約できます。
利用者からは、月額費用のみでなく通信速度が速い点も高評価です。実測値で約66Mbpsの速さが出ているため、格安SIMの中でも快適に通信できます。
OCNモバイルONEでは、さまざまな種類の端末を販売しているため、機種変更を検討している方も安心です。端末セールも定期的に実施しているため、多くの選択肢から端末を選んで購入したい方は検討しましょう。
KDDIの独自回線のため通信が安定しているUQモバイル
UQモバイルがおすすめの理由は、次のとおりです。
- au回線で通信が安定している
- 光回線とのセット割がお得である
- SIMのみの乗り換えで最大13,000円分還元される
UQモバイルはauのサブブランドであり、au回線を利用できる格安SIMです。大手キャリアの回線を利用できるため、通信速度が速く安定しています。
実測値で約73Mbpsの速度が出ているため、4Kの動画視聴も快適です。時間帯別の通信速度を確認しても、大幅に速度が遅くなる時間帯がないため、安定した通信が楽しめます。
UQモバイルと対象の光回線を一緒に利用すると、セット割で毎月最大858円(税込)の割引が受けられる点も特徴です。対象の光回線はauひかりやコミュファ光など種類が豊富なため、適用できる方も多いのではないでしょうか。
また、UQモバイルへSIMのみで乗り換えると最大13,000円相当分のau PAY残高が還元されるため、UQモバイルへ乗り換えでの契約を検討している方もお得に契約できます。
セット割や乗り換えキャンペーンが対象の方は、お得に乗り換えましょう。
自社回線利用で速度が速いahamo
ahamoがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 月に最大100GBまで利用可能である
- 5分以内の通話が無料である
- ドコモ回線が使用可能である
ahamoは、月に20GBまで利用できるプランのみを提供するシンプルな格安SIMです。
しかし、オプションで80GBを追加できるため、最大100GBまで利用できます。100GBで契約して光回線を解約し、通信費を節約する方も多いです。
ahamoは通話面にもメリットがあり、1回5分以内であれば無料で通話できます。
他の格安SIMを見ると有料オプションとして提供されていますが、ahamoは通常プランで利用できるため頻繁に通話する方は非常にお得です。
ahamo利用者からは、通信速度を高く評価されています。ahamoはドコモ回線が利用できるため、実測値で約139Mbpsの速さを実現しており、格安SIMの中でも最速級を誇ります。
格安SIMの中にはドコモ回線を利用できる回線もありますが、ahamoのようにドコモと全く同じ通信品質で通信できる格安SIMはありません。
ドコモ品質の通信速度を格安SIMで実感したい方は、ahamoの契約を検討しましょう。
トリプルキャリアに対応mineo
mineoがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 3大キャリアに対応している
- 使い放題オプションやプランがお得である
- 独自サービスが豊富である
mineoは、3大キャリアに対応している格安SIMです。3大キャリアとは、au、docomo、SoftBankの大手キャリアを指しています。
3大キャリアに対応しているため、現在大手キャリアを利用している方は、SIMロックを解除せずに乗り換えられるため、乗り換えの手間がかかりません。
機能面では、使い放題オプションやプランが魅力です。mineoではパケット放題Plusが月額385円(税込)で提供されており、加入すると最大1.5Mbpsでデータ容量が使い放題になります。
1.5Mbpsあれば標準画質の動画を快適に視聴できるため、比較的快適に通信することが可能です。
また、通常のプラン以外にマイそくと呼ばれるプランも提供しており、最大通信速度を制限する代わりにデータ容量無制限で楽しめます。
最大3Mbpsで通信できるプランもあるため、十分満足できる方も多いのではないでしょうか。
mineoでは、独自のサービスも充実しています。
たとえば、mineoユーザー同士でデータ容量をわけあったり譲ったりできる機能が搭載されているため、利用したい機能がある方は契約を検討しましょう。
サポート体制が充実しているIIJmio
IIJmioがおすすめの理由は、次のとおりです。
- サポート体制が充実している
- バースト機能が快適である
- 通話料金が大手キャリアの半額で利用できる
IIJmioは、サポート体制が充実しています。
たとえば、月額550円(税込)で端末保証に加入できたりスマートフォンの操作に関するサポートが受けられたりするため、格安SIMをはじめて契約する方や契約が不安な方も安心です。
機能面では、バースト機能が利用者から高く評価されています。バースト機能とは、Web上のページを読み込む瞬間のみ高速通信をおこない、低速状態でも快適にWebを閲覧できる機能です。
データ容量を節約するために低速通信を利用する場合でも、バースト機能のおかげで大きなストレスなく通信を楽しめます。
また、通話料金の安さも特徴です。大手キャリアの場合は30秒通話すると22円(税込)かかるところ、IIJmioの場合は11円(税込)で通話できます。
専用の通話アプリを利用せずに通話しても11円(税込)しかかからないため、普段から頻繁に通話する方に最適です。
3GB未満の方におすすめのNUROモバイル
NUROモバイルがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 低容量プランが安い
- NURO光とのセット割がお得である
- 15,000円分のキャッシュバックがある
NUROモバイルは、低容量プランを契約する方におすすめです。3GBであれば、月額792円(税込)と格安SIMの中でも最安級の料金で利用できます。
NUROモバイルとNURO光を一緒に契約するとさらにお得な料金で利用可能です。NUROモバイルとNURO光のセット割は、NURO光の月額費用が1年間月額980円(税込)になり、NUROモバイルの月額費用は1年間無料(3GBプランの場合)になります。
1年間光回線とスマートフォンの月額費用が月額980円(税込)になるため、格安SIMへ乗り換えてできるだけ通信費を節約したい方におすすめです。
さらに、NUROモバイルの20GBプランであるNEOプランを契約する場合は、15,000円分のキャッシュバックが受け取れます。
他社格安SIMのキャンペーンを見ると、現金でのキャッシュバックを実施している会社は非常に少ないです。
できるだけ通信費を節約したり、現金でのキャッシュバックを受け取りたい方は、NUROモバイルを契約しましょう。
YouTubeが視聴できるBIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルがおすすめの理由は、次のとおりです。
- エンタメフリーオプションがお得である
- ビッグローブ光とのセット割がお得である
- シェアSIMでデータ容量をシェアできる
BIGLOBEモバイルでは、独自のサービスであるエンタメフリーオプションを提供しています。エンタメフリーオプションに加入すると、対象のサービスを利用する際の通信料がかかりません。
YouTubeやAbemaTV、U-NEXTなどの幅広いサービスが対象になります。頻繁に利用するサービスが対象の方は、通信料フリーでサービスを利用できるため非常に使いやすいことが特徴です。
さらに、BIGLOBEモバイルとビッグローブ光を一緒に契約すると、セット割が適用となります。毎月3,300円(税込)割引されるため、年間で39,600円(税込)お得に利用可能です。すでにビッグローブ光を契約している方は、乗り換えると割引が適用されます。
また、BIGLOBEモバイルのシェアSIMと呼ばれる仕組みも特徴的です。シェアSIMを利用すると、家族や夫婦間などでデータ容量をシェアできるため、データ容量を無駄にすることなく使用できます。
BIGLOBEモバイルの最大の特徴はエンタメフリーオプションのため、魅力的に感じる方は契約を検討しましょう。
スマホメンテナンスサービスも開始したイオンモバイル
イオンモバイルがおすすめの理由は、次のとおりです。
- イオンの店舗での契約が可能である
- スマホメンテナンスが利用できる
- 最適なデータ容量を選べる
イオンモバイルは、全国にあるイオンの店舗で契約できる格安SIMです。
実店舗のある格安SIMは少なく、スタッフと相談して契約したい方や自身に最適なプランを相談したい方はイオンモバイルを検討しましょう。
2022年10月1日からスマホメンテナンスと呼ばれる無料サービスの提供が開始されました。
イオンモバイル利用者であれば、無料でスマートフォンのメンテナンスを受けられます。
また、イオンモバイルは、データ容量が細分化されており、自身に最適なデータ容量を選べる点も特徴といえます。0.2GB〜50GBまで選べるため、通話メインの方、SNS更新や動画視聴などがメインの方など、幅広い方が満足できるサービスではないでしょうか。
トッピングで自身に合わせたプランが選択できるpovo
povoがおすすめの理由は、次のとおりです。
- 最適なプランにカスタマイズできる
- 基本料金が0円である
- データ使い放題トッピングが便利である
povoは、トッピングを購入し最適なプランにカスタマイズできます。データ容量は1GBから150GBまでトッピングできるため、低容量プランから大容量プランまで幅広く対応可能です。
他の格安SIMを検討したものの、自身に最適なプラン内容が見つからなかった方は、povoで最適なプランにカスタマイズをおすすめします。
また、povoは基本料金0円のため、トッピングを利用しなければ月額費用0円で運用可能です。他の格安SIMは基本料金が発生するため、使わない月も基本料金が発生します。
全く使わない月の月額費用を節約したい方は、povoが最適です。
povoのトッピングの中にデータ使い放題があります。24時間データ容量を無制限に利用できるため大変便利です。たとえば、旅行や仕事でWi-Fi環境のない場所へ行くことが多い方におすすめできます。
povoのトッピングが自身に最適な仕組みだと感じた方は、契約を検討しましょう。
格安SIMを利用するメリット

格安SIMを利用するメリットは、次の5つです。
- 月額費用が安く設定されている
- 最低利用期間がない会社が多く解約しやすい
- 申し込み手続きがインターネットで完了できる
- プランのデータ容量が豊富である
- キャッシュバックや割引などのキャンペーンがお得である
格安SIMに乗り換えると月額費用が安くなると考える方が多いですが、格安SIMのメリットは月額費用の安さのみではありません。
自身にとってどれほどのメリットになるか確認してみましょう。
月額費用が安いためスマートフォン代を抑えられる
格安SIMは、月額費用の安さが大きなメリットです。
大手キャリアと比較すると、月額費用を50%〜90%ほど抑えられるため、通信費が高額で困っている方は格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。
一例として、格安SIMと大手キャリアの月額費用を比較して違いを紹介します。
データ容量 | 月額費用 | |
---|---|---|
au | 無制限 | 7,678円 |
楽天モバイル | 無制限 | 3,278円 |
OCNモバイルONE | 1GB | 770円 |
mineo | 1GB | 1,298円 |
IIJmio | 2GB | 850円 |
正確にお伝えすると、楽天モバイルは大手キャリアのため、MVNOではなくMNOです。しかし、格安SIMと同等の月額費用の安さでサービスを提供しているため、MVNOとして紹介します。
表のとおり、格安SIMは大手キャリアであるauよりも月額費用が大幅に安いです。今回比較した中で最も安いOCNモバイルONEと料金を比較すると、6,908円(税込)も差があります。
現在大手キャリアを利用している方の中で、月額費用が高額と感じている方は格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。
データ専用SIMは最低利用期間がない会社が多く解約しやすい
格安SIMが提供しているデータ専用SIMは、最低利用期間を設けていない会社が多いです。そのため、解約しやすいメリットがあります。
最低利用期間が長い場合は長期間利用する必要があるため、どれだけ利用するかわからない方は契約しにくいです。
データ専用SIMは、データ通信専用のSIMのため通話ができません。LINE通話であればできるため、普段からLINE通話で十分な方は最低利用期間がないデータ専用SIMを契約しましょう。
申し込み手続きがインターネットで完了できる
格安SIMは、インターネット上から申し込みを完了できます。
わざわざ店舗へ足を運んで契約する必要がないため、スマートフォンの契約にかかる手間を大幅に削減できる点は大きなメリットです。
手間をかけずに手軽に乗り換えたい方は、格安SIMが向いているでしょう。
しかし、店舗のスタッフに最適なプランを聞いて契約したい方やプランの特徴に関して説明を受けたい方などは、反対にデメリットに感じるでしょう。
とくに、高齢の方やスマートフォンに詳しくない方などは、インターネット上での契約に抵抗のある方も多いはずです。
インターネット上から手軽に契約したい方は、格安SIMを検討してください。
プランの種類が豊富なため使用するデータ通信量にあわせて契約できる
会社にもよりますが格安SIMはプランが豊富なため、消費するデータ通信量にあわせて契約できます。
中には、データ容量が異なる10個以上のプランに分かれている格安SIMもあるため、自身に最適なデータ容量のプランを契約できる可能性が高いです。
一例として、格安SIMのプランごとのデータ容量を確認してみましょう。
イオンモバイル | ・0.5GB ・1GB ・2GB ・3GB ・4GB ・5GB ・6GB ・7GB ・8GB ・9GB ・10GB〜 |
Links Mate | ・100MB ・200MB ・300MB ・400MB ・500MB ・1GB ・2GB ・3GB ・4GB ・5GB〜 |
IIJmio | ・2GB ・4GB ・8GB ・15GB ・20GB |
上記のとおり、格安SIMはデータ容量が細かく設定されています。そのため、自身に最適なデータ容量を選びたい方に最適です。
しかし、中にはプランが少ない格安SIMもあるため、数多くのプランから選びたい方は、いくつかの格安SIMのプランを比較して決めましょう。
キャッシュバックや割引などのキャンペーンでお得に契約できる
格安SIMは、キャッシュバックや割引などのキャンペーンを頻繁に実施しています。そのため、キャンペーンを適用すればお得に契約できる可能性が高いです。
一例として、格安SIMのお得なキャンペーンをいくつか紹介します。
楽天モバイル | ・端末代金を最大24,000円相当分ポイント還元 ・端末代金を最大19,000円相当分ポイント還元 |
IIJmio | ・6か月間月額費用440円割引キャンペーン |
nuroモバイル | ・対象のプランの申し込みで15,000円分キャッシュバック ・対象のプランの申し込みで5,000円分キャッシュバック |
中には、楽天モバイルのように数万円分のポイントを還元する格安SIMもあります。
キャンペーンによっては、適用条件として端末を購入する必要があったりオプションに加入する必要があったりするため、すべての方が利用できるわけではありません。
しかし、適用できる方は非常にお得に契約できるため、格安SIMを選ぶ際はキャンペーンを必ず確認したうえで契約するべきです。
キャッシュバックや割引などのキャンペーンでお得に契約したい方は、格安SIMを検討しましょう。
格安SIMを利用するデメリットと注意点

格安SIMを利用すると多くのメリットがあるとわかりました。しかし、反対にデメリットや注意点もあるため、契約前に確認しましょう。
- 時間帯によっては通信速度が不安定である
- キャリアメールの利用は有料になる
- 実店舗が少ないためサポート面に不安を感じる
- 設定やSIMの入れ替えなど自身でおこなう必要がある
- 自身の端末に対応していない場合がある
- LINEのID検索ができない場合がある
一つずつ詳しく解説します。
通信速度が不安定な時間帯がある
格安SIMは、通信速度が不安定な時間帯があります。
とくに、利用者が増える夕方〜夜にかけての時間帯は回線が混み合い、通信速度が遅くなる可能性が高いです。
そのため、どの時間帯でも快適に通信したい方には向いていません。
大手キャリアであればどの時間帯でもストレスを感じない速度で通信できるため、格安SIMの通信速度が不安な方は大手キャリアをおすすめします。
一例として、格安SIMであるmineoの時間帯別の通信速度を確認してみましょう。
下り速度 | |
---|---|
朝 | 56.76Mbps |
昼 | 7.67Mbps |
夕方 | 19.33Mbps |
夜 | 26.75Mbps |
深夜 | 69.32Mbps |
表のとおりmineoは、昼〜夕方にかけて通信速度が遅くなるとわかります。
昼の時間帯は約7Mbpsまで遅くなり、高画質の動画視聴や大容量ファイルのダウンロードなどに時間がかかるため、人によっては使いにくいと感じるでしょう。
通信速度は使用感に直結する大事な要素です。格安SIMの契約を検討している方は、通信速度が不安定な時間帯もあると理解したうえで契約しましょう。
キャリアメールの利用は有料となる
格安SIMでキャリアメールを利用する際は、有料の場合が多いです。
大手キャリアの場合は、キャリアメールを無料で利用できるため、格安SIMのデメリットといえます。キャリアメールを仕事やプライベートで利用する方は、料金を支払うかフリーメールを利用するしかありません。
格安SIMでキャリアメールを利用する際は、次の2つの方法があります。
- 大手キャリアのキャリアメールを継続利用する
- 格安SIMのキャリアメールを発行する
大手キャリアは、キャリアメールを乗り換え先で継続利用するためのサービスを提供しています。
有料ではありますが、大手キャリアのキャリアメールを乗り換え先で継続利用できるため、現在大手キャリアを利用している方も安心です。
たとえば、ドコモは月額330円(税込)で乗り換え先でもキャリアメールを利用できます。他の大手キャリアもドコモと同じような料金が発生するため、人によっては大きな出費に感じるでしょう。
格安SIMがキャリアメールを発行している場合もあるため、新たにキャリアメールを発行したい場合は、キャリアメールのサービスを提供している格安SIMを選んでみてください。
たとえば、楽天モバイルは無料で楽メールと呼ばれるキャリアメールを発行しています。
〜@rakumail.jpのアドレスでキャリアメールを発行できるため、新規発行でも問題ない方は格安SIMのキャリアメールの利用も検討しましょう。
実店舗が少なくサポート面で不安を感じる
格安SIMは、実店舗が少なくサポートの面で不安に思う方が多いです。
格安SIMが、低料金プランの提供を実現できるのは、実店舗を持たないことで家賃や人件費を削減できているからです。実店舗が少ない原因を把握すると、大手キャリアとの月額料金の差に納得できる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実店舗がないため、何か疑問があったり不安があったりする場合にWeb上から問い合わせるしかありません。実店舗へ足を運びスタッフに直接相談できないため、解決まで時間がかかる場合があります。
大手キャリアのように、全国に実店舗があり気軽に相談できる環境が整っていない点はデメリットです。とくに、スマートフォンの操作が苦手な方や高齢の方の中には、不安に思う方も多いでしょう。
しかし、すべての格安SIMに実店舗がないわけではありません。実店舗のある格安SIMも多いため、自宅近くに実店舗のある格安SIMを契約するのもおすすめです。
一例として、実店舗のある格安SIMをいくつか紹介します。
- UQモバイル
- Y!mobile
- mineo
- 楽天モバイル
- イオンモバイル
上記の格安SIMは実店舗が多いため、対面でスマートフォンに関して相談したい方におすすめです。
設定やSIMの入れ替えなどを自身でおこなう必要がある
格安SIMは、設定やSIMの入れ替えなどを自身でおこなう必要があります。
格安SIMの契約は基本的にWeb上でおこない自宅に端末やSIMが届くため、自身で設定やSIMの入れ替えをするしかありません。
大手キャリアの場合は、実店舗へ足を運び、スタッフと相談しながら設定やSIMの差し替えができるため、知識がなくても安心です。
設定やSIMの入れ替えは順番通りに進めればそこまで難しい作業ではありません。しかし、スマートフォンを使ったことがない方や乗り換えたことがない方などにとっては、戸惑うポイントもあります。
設定やSIMの入れ替えは、Web上や説明書を見ながら自身でおこなう必要があると理解したうえで契約しましょう。
自身の端末に対応していない場合もある
現在利用している端末が、乗り換え先の格安SIMに対応していない場合があります。
格安SIMごとに対応端末が決まっており、対応していない端末はうまく動作しなかったり一部機能が利用できなかったりする可能性もあるため、契約前に確認してから契約しましょう。
一例として、楽天モバイルの対応端末の一部を紹介します。
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 7シリーズ
- iPhone 6シリーズ
上記のとおり、楽天モバイルは最新のモデルであるiPhone 14シリーズに対応しています。しかし、iPhone 5以前に発売されたiPhoneには対応していません。
そのため、現在iPhone 5以前のモデルを楽天モバイルで利用したいと思っている方は、機種変更する必要があります。
iPhoneのみならず、Androidも対応端末が決まっているため、Androidユーザーの方も契約前に対応端末を確認してから契約しましょう。
LINEのID検索ができない場合がある
格安SIMの多くは、LINEのID検索ができません。
LINEのID検索とは、LINEのIDで友達を追加する方法です。友達を追加する際にID検索を利用している方にとっては、デメリットに感じるでしょう。
格安SIMでLINEのID検索ができない原因は、ID検索の仕組みにあります。
LINEのID検索を利用するには年齢確認をおこなう必要があり、年齢確認は大手キャリアのシステムを採用しているため、格安SIMでは基本的に利用できません。
年齢確認ができないため、ID検索が利用できないと把握しておきましょう。
しかし、なかにはID検索ができる格安SIMもあります。一例を紹介すると、次のとおりです。
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- UQモバイル
- イオンモバイル
- mineo
- IIJmio
上記の格安SIMは、LINEのID検索が可能です。どうしてもID検索で友達を追加したい方は、上記のなかから選びましょう。
しかし、LINEの友達はQRコードでの追加も可能なため、ID検索が利用できなくても困らない方も多いです。自身にとってデメリットに感じるか考えてみてください。
格安SIMを比較するポイント

自身に最適な光回線を契約する際は、格安SIMを比較して違いを比較する必要があります。しかし、格安SIMをはじめて契約する方は、どのような項目を比較するべきかわかりません。
格安SIMを比較する際は、次のポイントを比較しましょう。
- 自身に合うデータ通信量のプランがあるか
- 求めている通信速度に合っているか
- キャンペーンと特典の内容に満足できるか
上記のポイントを比較すると、契約後に後悔しない格安SIMを契約できます。
自身に合うデータ通信量のプランがあるか
格安SIMを選ぶ際は、自身にあうデータ通信量のプランがあるか比較しましょう。
格安SIMによって、提供しているプランのデータ容量に違いがあります。
たとえば、最大20GBまでのデータ容量のプランしか提供していない格安SIMから無制限に利用できる格安SIMもあるため、データ容量の比較は重要です。
一例として、格安SIM数社の提供しているデータ容量を紹介します。
楽天モバイル | 無制限 |
Y!mobile | ・3GB ・15GB ・25GB |
mineo | ・1GB ・5GB ・10GB ・20GB |
上記のとおり、格安SIMによって提供しているデータ容量は異なります。
動画視聴やアプリゲームを頻繁に楽しむ方は無制限の楽天モバイル、メールが中心の方はmineoの1GBのように、自身に最適なプランを契約しましょう。
自身に合わないデータ容量のプランを契約すると、データ容量が消滅してしまうため、これまでのデータ使用量などを確認しよく検討するようにしましょう。
通信速度はどのくらいの速さを求めているか
格安SIMを選ぶ際は、通信速度を比較して自身の求めている速さの格安SIMを契約しましょう。
格安SIMによって、通信速度に大きな差があります。そのため、通信速度にこだわりがある方が適当に選ぶと、契約後に後悔する可能性が高いです。
一例として、格安SIM数社の通信速度を比較し、どれほど違いがあるか確認しましょう。
下り速度 | 上り速度 | |
---|---|---|
楽天モバイル | 13.35Mbps | 8.54Mbps |
Y!mobile | 70.93Mbps | 16.81Mbps |
OCNモバイルONE | 66.17Mbps | 14.52Mbps |
mineo | 41.81Mbps | 8.98Mbps |
IIJmio | 49.76Mbps | 11.52Mbps |
表のとおり、格安SIMの中で通信速度に大きな違いがあることがわかります。たとえば、楽天モバイルは約13Mbpsの速さですが、Y!mobileは5倍以上の約70Mbpsの速さで通信が可能です。
格安SIMに速い速度を求める方は、通信速度を比較して満足できる速さで通信できる格安SIMを契約しましょう。
キャンペーンと特典の内容に満足できるか
格安SIMによってキャンペーンや特典の内容が大きく異なるため、比較して最もお得に契約できる格安SIMを契約しましょう。
格安SIMでは、次のようなキャンペーンや特典を実施しています。
- 月額費用割引キャンペーン
- キャッシュバックキャンペーン
- データ容量増量キャンペーン
- 光回線とのセット割
- ポイントの還元
なかには、数か月分の月額費用が無料になったり数万円分のポイントを還元したりするキャンペーンや特典もあるため、契約前に確認するべきです。
一例として、実施している格安SIMのキャンペーンを紹介します。
楽天モバイル | ・対象のiPhone購入で最大24,000円相当分のポイント還元 ・対象のスマートフォン購入で最大19,000円相当分のポイント還元 ・iPhone SE購入で最大34,691ポイント還元 |
Y!mobile | ・SIMカードの契約で最大16,000円相当分のPayPayポイントプレゼント ・5〜18歳の月額費用を最大13か月間割引 |
OCNモバイルONE | ・60歳以上は最大12か月間0.5GB増量 ・OCN光と一緒に契約すると毎月220円割引 |
楽天モバイルでは、契約と同時に対象のiPhoneを購入すると、最大24,000円相当分のポイントを還元するキャンペーンを実施しています。
これほど高額なキャッシュバックキャンペーンは稀です。しかし、他の格安SIMでも月額費用の割引キャンペーンやデータ容量の増量など、お得なキャンペーンを実施しているとわかります。
格安SIMを比較する際は、キャンペーンや特典の内容を比較し、最もお得に契約できる格安SIMを契約しましょう。
格安SIMに関するよくある質問

ここでは、格安SIMに関するよくある質問とその回答を紹介します。
格安SIMで取り扱っている端末や5Gへの対応について解説するので、気になる方は確認してください。
格安SIM会社でもスマートフォンの端末は購入できますか?
格安SIMでもスマートフォンを購入できます。
しかし、販売しているスマートフォンの種類は格安SIMによって大きく異なるため、自身の欲しい端末を販売している格安SIMを探さなくてはなりません。
たとえば、楽天モバイルはiPhoneの種類が豊富だったり、OCNモバイルONEはAndroid端末が豊富だったりするため、契約前にどのような端末を販売しているのか確認してみましょう。
音声通話機能付きSIMとデータ通信専用SIMの違いはなんですか?
音声通話機能付きSIMはデータ通信と通話ができるSIMで、データ通信専用SIMはデータ通信機能のみのSIMです。
スマートフォンでデータ通信をしたい方は、音声通話機能付きSIMを契約し、通話のみの利用で十分な方はデータ通信専用SIMを契約しましょう。
格安SIMは5G通信に対応していますか?
格安SIMによって5Gへの対応の有無が異なります。格安SIM数社の5G対応の有無を確認してみましょう。
- 楽天モバイル:対応
- Y!mobile:対応
- mineo:対応
- HISモバイル:非対応
- y.u mobile:非対応
上記のとおり、格安SIMによっては5Gに対応していない場合もあるため、5Gで通信したい方は契約前に確認する必要があります。
まとめ

今回は、おすすめの格安SIMを中心に、格安SIMのメリットやデメリット、選ぶ際のポイントなどを解説しました。
記事内で紹介したとおり、格安SIMにはそれぞれ異なる特徴があるため、理解したうえで自身に最適な格安SIMを契約する必要があります。
もう一度、格安SIMのメリットとデメリットをお伝えすると、次のとおりです。
メリット | ・月額費用が安く設定されている ・最低利用期間のない会社が多い ・申し込み手続きがインターネット上で完了する ・プランのデータ容量が豊富である ・キャッシュバックや割引などのキャンペーンがお得である |
デメリット | ・時間帯によっては通信速度が不安定である ・キャリアメールの使用は有料になる ・実店舗が少なくサポート面が不安である ・設定やSIMの入れ替えなど自身でおこなう必要がある ・自身の端末に対応していない場合がある ・LINEのID検索ができない場合がある |
格安SIMのメリットは月額費用の安さと考えている方も多いですが、手軽にインターネット上から契約できたりキャンペーンがお得だったりする点もメリットです。
一方、通信速度の不安定さや実店舗が少ないなどのデメリットもあります。
メリットとデメリットを比較し、乗り換えるべきだと感じた方は格安SIMを契約しましょう。
※本記事の情報は2022年11月時点のものです。
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