Amazonプライムビデオは、視聴中にエラーが起こったり、フリーズしたりして見られなくなってしまうことがあります。
これは利用している通信環境やデバイス、アプリなどに何らかの不具合が起こっているのが原因です。
この記事では、Amazonプライムビデオを視聴中に見られなくなってしまった原因と、その対処法について、詳しく説明していきます。
Amazonプライムビデオは見れない原因によって対処法が変わる
Amazonプライムビデオは、
- 「今まで視聴できていたのに急に止まってしまった」
- 「急にエラーコードが表示される」
など、見られなくなる原因によって対処法が異なります。
Amazonプライムビデオが見られない原因は大きく分けて以下の3つです。
- 利用しているデバイスの不具合
- Amazonプライムビデオの不具合
- その他の不具合
中でも利用しているデバイスの不具合であれば、比較的すぐに改善される可能性は高いでしょう。
続いて、不具合ごとに細かい原因と対処法をお伝えしていきます。
Amazonプライムビデオがデバイスの不具合が原因で見られなくなった時の対処法
利用しているデバイスの通信環境が悪かったり、デバイス自体が劣化していたりすると、視聴ができなくなることがあります。
ここでは、スマホやPC、タブレットなどの利用しているデバイスの不具合としてよく起こる原因と、その対処法について詳しく説明していきます。
デバイスを再起動させる
デバイス自体の通信環境の不備や、設定の不備などが原因でAmazonプライムビデオが見られない場合は、まずはデバイスの再起動を試してみましょう。
Amazonプライムビデオはスマホ以外にも、
- タブレット
- PC
- ゲーム機
- メディアプレイヤー
などの多くのデバイスに対応している動画配信サービスです。
利用しているデバイスの再起動方法は機種によって異なりますが、正しく再起動させることによって改善されることが多々あります。
OSが最新のバージョンか確認する
Amazonプライムビデオのアプリが対応するOSのバージョンであるか確認してみましょう。
最新バージョンのOSに更新することで、視聴できなかった問題が改善され、セキュリティ面での強化にもなるので安心です。
パソコンの対応状況についてはAmazonのヘルプ『パソコンでのPrime Videoシステム要件』をご覧ください。
スマホアプリの場合は、Androidであれば『Google Playストア』、iOSであれば『App Store』からAmazonプライムビデオを検索すると確認できます。
アプリのバージョンが最新か確認する
OSと同じく、Amazonプライムビデオのアプリは不定期に更新されるため、現在利用中のアプリが最新のバージョンか確認してみましょう。
確認方法はアマゾンのヘルプの『アプリが最新バージョンかどうか確認する』をご覧ください。
アプリの詳細ページを開いた後、『アップデート』と表示されている場合は最新のバージョンではないため、タップしてアップデートを実行すると、最新のバージョンが利用できるようになります。
キャッシュの消去を行う
閲覧履歴などのデータが蓄積すると、動作が重くなり見られなくなることがあります。
利用端末のキャッシュを消去してデータを整理しておくと、改善されることがあります。
アプリを強制停止する
Amazonプライムビデオを視聴中、急に固まってしまった場合は、アプリを強制停止させましょう。
- デバイスの『設定』を開く
- 『アプリケーション/アプリ』を開く
- 『Amazonプライムビデオ/Prime Video』を選択
- 『強制停止』を選択
機種によって方法が異なるケースもありますが、基本的には上記の流れに沿ってアプリの強制停止が可能です。
サインインし直す
利用しているデバイスとAmazonプライムビデオのアプリが上手く繋がっていない場合には、アプリから一度サインアウトした後にサインインし直すことで、改善される可能性があります。
サインインし直す方法は以下の通りです。
- Amazonプライムビデオのアプリを開く
- 『マイアイテム』を選択
- 『設定』を選択
- 『アカウント』を選択(Androidの場合は『○○さんとしてサインインしています』を選択)
- 『サインアウト』を選択
- 一度アプリを閉じ、ログイン画面からメールアドレスとパスワードを入力
- サインイン完了
アプリを再インストールする
Amazonプライムビデオのアプリに何らかの不具合が発生している場合は、アプリ自体を再インストールすることで、改善される可能性があります。
利用しているデバイスからAmazonプライムビデオのアプリをアンインストールした後、Google PlayストアやApp Storeから再インスト―ルしてみましょう。
その際、ログイン時に登録済みのメールアドレスやパスワードを入力する必要があるため、事前に登録している情報の確認をしておくとスムーズになります。
バックグラウンドで動いているアプリを停止する
スマホやタブレットでAmazonプライムビデオを利用している場合は、バックグラウンドで動いている他のアプリの影響で見られなくなってしまうことがあります。
Amazonプライムビデオ以外のアプリを全て停止し、バックグラウンドをスッキリさせてから起動させると、改善する可能性があります。
『Wi-Fiのみでストリーミング再生』機能をオフにする
『Wi-Fiのみでストリーミング再生機能』とは、利用しているデバイスがWi-Fiに接続されている時だけ、ストリーミング再生ができる機能です。
デバイスにダウンロードしている動画作品であれば視聴ができますが、モバイル回線でストリーミング再生を行うことはできません。
- Amazonプライムビデオのアプリを開く
- 『マイアイテム』を選択
- 『設定』を選択
- 『ストリーミング再生・ダウンロード』を選択
- 『Wi-Fiのみでストリーミング再生』をオフにする
機能をオフにする場合はこちらの流れに沿っていくと設定の変更は可能ですが、Wi-Fi環境以外でストリーミング再生をすると、通信量が多くなってしまう可能性があります。
その結果、速度制限が多くかかってしまったり、通信料金が高額になってしまったりする危険性がありますので、注意しましょう。
Amazonプライムビデオにエラーコードが表示されたのが原因で見られなくなった時の対処法
Amazonプライムビデオを視聴していると、4桁の数字がエラーコードとして表示され、見られなくなってしまうことがあります。
エラーコードの数は非常に多く、視聴中に急に表示されるため焦ってしまうかもしれません。
ここでは、代表的なエラーコードの原因と対処法について、詳しく説明していきます。
再生時の動作不良に関するエラーコード
主に『1000番台』と『7000番台』のエラーコードが表示される場合は、動画の再生に関して何らかの問題が起きている可能性があります。
具体的に表示されることの多いエラーコードは以下の通りです。
1007、1022、7003、7005、7031、7135、7202、7203、7204、7206、7207、7230、7250、7251、7301、7303、7305、7306、8020、9003、9074
これらのエラーコードが表示された場合は、まずはデバイスの再起動を試してみてください。
それでも改善されない場合は、
- 利用しているプラウザが最新のものか確認
- 通信環境の確認
- インターネットに再接続
こちらを順番に1つずつ対処していきましょう。
また、Amazonのヘルプ『Prime Videoのタイトル再生中の問題』も合わせてご覧ください。
ログイン情報が間違っている場合のエラーコード
『5004』とエラーコードが表示される場合は、ログイン時に入力するメールアドレスやパスワードが間違っている可能性があります。
Amazon自体に同じメールアドレスとパスワードでログインが可能かを一度試し、ログインができない場合は、ログイン情報の再登録を行いましょう。
また、Amazonのヘルプ『Prime Videoのエラー5004に関する問題』も合わせてご覧ください。
Chromeの不具合が起きている場合のエラーコード
『7235』とエラーコードが表示される場合は、Google Chromeで不具合が起きている可能性があります。
主にPCでAmazonプライムビデオを視聴し、プラウザにChromeを利用している際に起こることのあるエラーです。
Chromeを一度アンインストールし、再度インストールし直した後に視聴を開始するか、Chrome以外のプラウザを利用することで改善されるようになります。
また、Amazonのヘルプ『Prime Videoのエラー7235に関する問題』も合わせてご覧ください。
支払い方法が調査中の際に表示されるエラーコード
『2063』とエラーコードが表示されている場合は、設定した支払い方法の調査中の可能性があります。
これは初めてAmazonプライムビデオに加入し、クレジットカードなどを支払い方法として設定した際に起こることがあります。
Amazonのヘルプ『Prime Videoのエラー2063に関する問題』でも支払い方法が正しい情報であるか確認する旨が書かれています。
クレジットカードの不正利用防止などで調査に時間がかかってしまうと、起こることのあるエラーです。
Amazonから設定しているアドレス宛にメールが届いているはずですので、記載されている方法に沿って支払い情報の変更などを行うようにしましょう。
支払いに関するエラーコードは他にも以下のコードがあります。
2016、2021、2023、2026、2027、2028、2029、2040、2041、2043、2044、2047、2048、7035
これらのエラーコードが表示された場合にも、支払い方法の確認を行うようにしましょう。
Amazonのヘルプ『Prime Videoの支払いおよび注文エラーに関する問題』でも記載がありますが、カード発行会社に問い合わせるか、別の支払い方法を試す方法などが対処法としてあります。
PINコードの不具合が起きている場合のエラーコード
『5016』や『5014』とエラーコードが表示される場合は、PINコードが機能していない可能性があります。
PINコードとは、個人情報を不正に利用されることを防ぐためのパスワードとなるもので、任意に設定したデバイスにのみ使用できます。
このエラーコードが出た場合は、Amazonのヘルプ『Prime VideoのPINに関する問題』に記載の通り、一度Amazonプライムビデオを閉じ、数分待った後で、再度試してみましょう。
それでも改善されない場合は、以下の通りPINコードを編集しましょう。
- Amazonプライムビデオにログイン
- マイアイテムを開く
- 『設定』を開く
- 『視聴機能制限』を開く
- 『Prime Video PINを変更』を選択
ギフト券利用時の設定に問題がある場合のエラーコード
『2039』とエラーコードが表示される場合は、ギフト券の利用に関しての不具合が起きている可能性があります。
レンタル作品の支払いなどにギフト券を利用する際には、『1-Click設定』内にあるお届け先住所に、日本国内の住所を設定する必要があります。
設定方法は以下の通りです。
- Amazonにログイン
- マイページを開く
- アカウントサービスを開く
- 『1-Click設定』を開く
- 登録している名前と住所を確認する
- 住所が登録されていない場合は、『新しい1-Click設定を追加する』を選択
- 『配送先住所を追加』を選択
- 必要項目を入力する
- 『デフォルトにする』を選択
また、Amazonのヘルプ『Prime Videoクーポンコードとギフト券に関する問題』も合わせてご覧ください。
その他のAmazonプライムビデオが見られない時の対処法
上記でお伝えしたデバイスの不具合やエラーコード以外にも、Amazonプライムビデオが見られなくなってしまう原因は多々あります。
ここからは、考えられる様々なAmazonプライムビデオが見られない原因と対処法について、詳しく説明していきます。
Wi-Fiルーターの不具合
利用しているWi-Fiルーターに何らかの不具合が起こった場合、Amazonプライムビデオの視聴ができなくなることがあります。
利用しているデバイスが有線、無線を問わず、ルーター自体に不具合が起こってしまうと、正常に視聴することはできません。
一度、Wi-Fiルーター機を再起動させてみましょう。
それでも改善されない場合は、Wi-Fiルーター機自体の故障も考えられますので、修理や買い替えを検討した方が良いでしょう。
HDMIケーブルの接触不良
スマホとテレビをHDMIケーブルで繋げたり、ゲーム機を経由してテレビでAmazonプライムビデオを見たりする場合、HDMIケーブルの接触不良によって見られなくなることがあります。
しっかりと各機器にケーブルがささっているかの確認を行いましょう。
また、あまりにも古いケーブルは内部で劣化している可能性があるため、新しいケーブルに交換した方が良いでしょう。

Fire TVの不具合
テレビに直接挿すことで視聴できる『Fire TVシリーズ』を利用している場合、まずはしっかりとFire TVがささっているかの確認を行いましょう。
その後、Fire TVと登録しているAmazonプライムビデオのアカウントを紐付ける必要があります。
この紐付け作業がしっかりとできていないと、それぞれ別々のアカウントで利用していることになってしまい、不要に利用料金が発生してしまう危険性がありますので注意しましょう。
同時視聴数制限
Amazonプライムビデオでは、1アカウントで複数のデバイス利用が可能です。
ただ、同時に視聴できるデバイスには制限があり、最大で3台までとなっています。
家族内で同時に利用している他デバイスの台数は、確認しておいた方がいいでしょう。
ストレージ容量不足
デバイスに作品をダウンロードして視聴する場合、デバイス自体のストレージ容量が不足しているために、再生がスムーズに行われないことがあります。
デバイスの『設定』からストレージの容量を確認し、不要なデータを削除してからダウンロードするようにしましょう。
混雑しやすい時間帯
土日祝日などの休日や、夜間の時間帯での視聴は利用者が多いため、回線が混雑し通信速度が遅くなりやすい傾向があります。
スマホやタブレットなどで視聴する場合であれば、事前に作品をダウンロードしてから見るのがおすすめです。
ただ、PCやゲーム機などでの視聴ではダウンロードすること自体ができないため、見る時間帯を変えるなどの方法をとるしかありません。
デバイスに正しくダウンロードされていない
Amazonプライムビデオでは、
- 標準画質(SD)…1MB/s以上
- 高画質(HD)…5MB/s以上
でのダウンロード速度が推奨されています。
通信環境や処理速度が利用しているデバイスによっては十分でないことがあり、その場合は再生できない可能性があります。
利用している通信環境の状態やデバイスの性能を確認し、適した環境とデバイスを利用するようにしましょう。
どうしても直らない場合はカスタマーサービスに問い合わせる
これまでお伝えした様々な方法を試してみてどうしても改善されない場合は、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせるようにしましょう。
Amazonでは24時間チャットでの問い合わせができるため、非常に便利です。
ただ、電話での問い合わせには対応していないので、注意しましょう。
まとめ
Amazonプライムビデオが見られなくなってしまう原因は多々ありますが、原因自体が分かってさえしまえば、対処は可能です。
急に視聴できなくなってしまうと焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて丁寧に対処するようにしましょう。
トラブルが起こってしまい「Amazonプライムビデオ以外の動画配信サービスを利用したい」と感じた方は、『動画配信サービス13社徹底比較!目的別におすすめ人気VODを紹介』も合わせてご覧ください。
▶︎ Amazonプライムビデオの評価は低い?利用者のリアルな口コミ評判から解析
▶︎ Amazonプライムの料金を詳細に解説!Prime Videoだけじゃないお得な特典をまるっと紹介