電子書籍の読み上げ機能は、スマホ・タブレット・PCなど端末によって、色々なやり方が存在します。
有料や無料を含め、アプリを使用目的や機能に応じて選ばれる方が多いのではないでしょうか。
しかし、
- 「ソフトやアプリを入れるのが面倒くさい」
- 「そもそも探すのが面倒くさい」
と思われる方もいるでしょう。
そのような方は、お手持ちのスマホの読み上げ機能を使用することで改善できます。
この記事で分かることは、以下の通りです。
- スマホの読み上げ機能の設定方法
- 読み上げ機能を使った読書の活用術
- 読み上げ機能の注意点
スマホの読み上げ方法を覚えることで、アプリやソフト、ストアなどに依存せず読み上げ機能を使用できます。
また、活用術を学ぶことで、今までの読書を長く楽しむことが可能です。詳しく説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
電子書籍読み上げの設定方法を解説
電子書籍の読み上げ機能を利用するためには、設定が必要ですので、設定方法をお伝えします。
設定方法は以下の手順で行います。
- 読み上げ機能を有効にする
- 読み上げ機能を使用する
- 読み上げ速度を調整する
- 読み登録を設定して読み上げを快適にする
iPhoneとAndroidでは設定方法が違います。
ここでは、iPhoneとAndroidのどちらも説明していきますので、お手持ちの端末で確認していきましょう。
読み上げ機能を有効にする
読み上げをする際には、設定を有効にしなければいけません。
iPhone、Androidそれぞれの読み上げ機能を有効にする方法をお伝えします。
iPhoneの場合
iPhoneで読み上げ機能を有効にする手順はこちらです。
- 『設定』アプリを起動
- 『一般』の項目をタップ
- 『アクセシビリティ』をタップ
- 『スピーチ』をタップ
- 『画面の読み上げ』をオン
- 設定の完了
Androidの場合
Androidで読み上げ機能を有効にする手順はこちらです。
- 『設定』アプリを起動
- 『ユーザー補助』をタップ
- 『選択して読み上げ』をタップ
- 『選択して読み上げ』のショートカットをオン
- 設定の完了
有効が完了したら、読み上げ機能を使用できるようになります。
読み上げ機能を使用する
設定を有効にしたら、電子書籍を読み上げる操作が必要です。
iPhone、Androidそれぞれの読み上げ機能の使用・操作方法をお伝えします。
iPhoneの場合
iPhoneの読み上げ機能の操作方法は以下の通りです。
- 電子書籍を画面に表示
- 2本の指で画面上から下にスワイプする
- 読み上げが開始
選択したい部分を読み上げたい場合は、選択した部分を長押ししてください。
メニューが表示されますので、『読み上げ』を選択すると、選択した部分を読み上げてくれます。
Androidの場合
Androidの読み上げ機能の操作方法は以下の通りです。
- 電子書籍を画面に表示
- 2本の指で画面下から上にスワイプする
- 読み上げ開始
操作パネルが出てきますので、読み上げを中止したい場合は停止ボタン、読み上げを開始したい場合は再生ボタンを押してください。
iPhoneとAndroidともに画面をスワイプすることで、読み上げるのが特徴です。
読み上げが開始されたら、次に速度調整を行い、自分に合った音読スピードにしましょう。
読み上げ速度を調整する
読み上げが開始されたら、音読スピードを調整しましょう。
読み上げるスピードを調整することで、聞き取りづらいなどの悩みを改善できます。
iPhone、Androidそれぞれの読み上げ速度調整方法をお伝えします。
iPhoneの場合
iPhoneの読み上げ速度の調整方法は以下の通りです。
- 読み上げ開始
- 操作パネルの表示
- 操作パネルで速度調整
操作パネルのウサギアイコンで速く・カメアイコンで遅く調整できます。
Androidの場合
Androidの読み上げ速度の調整方法は以下の通りです。
- 設定アプリを起動
- ユーザー補助をタップ
- テキスト読み上げ出力をタップ
- 音声の速度をタップ
- 任意で速度調整
速度調整には『非常に遅い』から『最高速』までの9段階の設定ができます。
お好みの速度に調整しましょう。
読み登録を設定して読み上げを快適にする
読み登録を設定することで、読み上げを快適にできます。
読み上げる際に間違った音読をしないように、あらかじめ登録することで、対策できるためです。
iPhone、Androidそれぞれの読み登録の設定方法をお伝えします。
iPhoneの場合
iPhoneの読み登録の設定方法は以下の通りです。
- 設定アプリを起動
- アクセシビリティをタップ
- スピーチをタップ
- 読みかたをタップ
- 読みかたを設定できます
Androidの場合
Androidの場合は読み登録はありませんが、音声をインストールすることで、今までの読み方が変更になる可能性があります。
音声のインストールの方法は、以下の通りです。
- 設定アプリを起動
- 『音声データをインストール』をタップ
- インストールする言語を選択できます
設定が完了したら、電子書籍を読み上げましょう。今までと違った音読を、聞けるようになります。
電子書籍読み上げ機能おすすめ活用術4選
読み上げ機能の使用方法を覚えたら、活用してきましょう。活用することで、読書を効率良く読めます。
活用できるポイントは以下の通りです。
- 目が疲れたとき
- 勉強したいとき
- 運転しているとき
- 家事や運動しているときなど
4つのポイントを詳しく説明していきますので、読んで読書の効率を上げていきましょう。
読書で目が疲れたときに使用する
読書を長時間しているときに、目が疲れることありますよね。そんなときに、読み上げ機能を使うと続きを読めます。
使用方法は簡単、続きから選択の読み上げ機能を有効にして使用するだけです。
目が疲れたときは、ぜひ活用してみましょう。
睡眠学習に使用する
寝ているときに、暗記するなどの睡眠学習をしたい方もいらっしゃると思います。
そのような方には、電子書籍の参考書を読み上げることで可能になります。
睡眠学習の方法は、寝る前に画面をスワイプして、操作パネルを出しておきましょう。
寝る前に操作パネルで一時停止しておき、寝るタイミングで再生ボタンを開始すれば睡眠学習がスタートします。
難しくはありませんので、勉強を効率的に行いたい場合は利用してみましょう。
運転中に使用する
運転中に読み上げ機能を使うことで、本を楽しめます。
車を運転する前に、電子書籍の読み上げを開始しておけば、運転中に本の内容を把握できるようになります。
運転中のスマホなどの操作は違法になりますので、事前に読み上げ機能を準備しておきましょう。
また、Bluetoothを使用すると、音楽を聴くように車内全体から声が聞こえるようになります。
Bluetoothの設定方法は、『設定』のアプリからできますので、利用してみましょう。
家事や運動中などに使用する
読み上げ機能を使用することで、家事や運動をしながら本を楽しめます。
読み上げ機能を利用すれば本の内容が聴けるため、手を塞がれたり、視界を妨げられたりするようなことはありません。
使用方法は、家事の場合はラジオを聴くような感じでスピーカーを利用してみるのも良いでしょう。
運動する場合は音楽を聴くようなイメージで、ヘッドホンを使用して読み上げることで、ランニングしながら本の情報をインプットできます。
読書の時間も欲しいけど、運動の時間も欲しいと思われている方には、おすすめの活用方法です。
電子書籍の読み上げをする際の注意点
電子書籍を読み上げる際には、注意が必要です。
読み上げ機能とは、Siriなどの人工知能を使うものから、事前に言葉を設定されているものがあります。簡単にいうと、機械です。
人間が読み上げているわけではないので、思っていた内容と違うことや、読み上げることができないものもあります。
事前に注意点を知ることで、読み上げ機能を使用する際の失敗を防げます。
- 漫画・雑誌は読み上げない
- Kindle本を読み上げる際に途中で止まる
- ページ途中から読み上げができない
こちらの3つの事例を紹介しますので、確認しておきましょう。
漫画・雑誌は読み上げない
電子書籍を読み上げる際、漫画や雑誌を読めません。漫画や雑誌に使われる画像や写真には対応していないためです。
読み上げ機能は、テキストデータを音読するものです。
特に小説やビジネス書などは、文字中心となるので、読み上げには適しています。
しかし、図や表などを使用している場合は、途中で音読が止まりますので注意しておきましょう。
また、ビジネス書でも図解など表が中心の本には注意が必要です。
Kindle本を読み上げる際に途中で止まる
Kindle本を読み上げる際に、途中で止まることがあります。
止まる原因としては以下の通りです。
- 途中で表や画像がある場合
- ページめくり時に一瞬止まる
途中で表や画像が続く際は、手動でページめくりをしなければいけません。
特にライトノベルなどが該当します。
また、読み上げ中にページめくりをする際にも、一瞬ですが止まります。
これに関しては、仕様となっているため、対処方法がありません。一番は慣れることです。
読み上げる速度を変えるなど、自分に合うように工夫することで、少しでも違和感を解消してみましょう。
ページ途中から読み上げができない
画面の読み上げをした場合、ページの途中から読み上げを開始できません。
停止させてしまった場合、ページの最初から読み上げをスタートします。
画面の読み上げは、画面全てを読み上げて停止する機能となっており、途中から開始する機能がついていないためです。
また、選択して読み上げする場合は、選択した最初の文面から開始します。
- 一気に読みたい方は画面の読み上げ
- 途中から読みたい場合は選択して読み上げ
を選択して、シーンに合わせて使い分けましょう。
電子書籍読み上げの設定が面倒と感じたら?
正直な話、この記事をご覧いただく中で「読み上げの設定が予想以上に面倒くさそう…」と感じた方もいるのではないでしょうか?
電子書籍読み上げをもっと簡単に導入したいと感じた方におすすめなのが、Audibleです。
AudibleはAmazonのオーディオブックで、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けます。
途中で読み上げが止まるのがストレスに感じたり、機械的な読み上げではイマイチ頭に入ってこないと感じた方はお試ししてみる価値はあるでしょう。
電子書籍読み上げの設定方法まとめ
この記事では、電子書籍の読み上げ機能について、iPhoneとAndroidの設定方法から活用術、注意点までお伝えしてきました。
設定方法は端末のOSごとに違いますが、慣れれば簡単にできるようになるため、ぜひ利用してみましょう。
また、活用術に関しては、読み上げ機能を使う場面での活用方法をお伝えしてきました。
利用目的に応じて電子書籍を『聴く』ことで、幅広い選択肢が生まれます、読み上げ機能を活用し、効率化をはかっていきましょう。