MENU

クラウドサーバーおすすめ8社を比較!レンタルとの違い・法人と個人向けの選び方やメリット

クラウドサーバーおすすめを比較!レンタルとの違い・法人と個人向けの選び方やメリット

クラウドサーバーは、仮想サーバーとして自分の選択した機能だけを利用することが可能です。

そのため、コストを抑えられるほか、他のユーザーからの影響も受けにくく、安定的なサイト運営ができるという特徴があります

一方で、クラウドサーバーを選ぶ際に、どのサーバーを利用したら良いのかお悩みの方もいるでしょう。

本記事では、おすすめのクラウドサーバー8社の比較と、レンタルサーバーとの違いや法人と個人向けの選び方などを解説します。

目次

クラウドサーバーの特徴

クラウドサーバーとは、インターネット上に構築された仮想サーバーを意味します。

主なクラウドサーバーの特徴として、以下の3つが挙げられます。

  • カスタマイズの自由度が高い
  • 時間課金ができるサービスが多い
  • 障害に強く安定した運営がしやすい

クラウドサーバーでは、CPUやメモリをはじめ、自分好みの機能だけを利用したり設定したりすることができます。

また、単発利用や短期間の利用に適した時間課金ができるサーバー会社が多いことも特徴の1つです。

加えて、他のユーザーの影響を受けにくく障害にも強いことから、安定した運営がしやすいサーバーと言えるでしょう

クラウドサーバーとレンタルサーバーの違い

クラウドサーバーとレンタルサーバーは、主に以下の違いがあります。

サーバーの種類クラウドサーバーレンタルサーバー
カスタマイズの自由度高い低い
必要料金レンタルサーバーよりも高いことが多いクラウドサーバーよりも安いことが多い
時間課金できる場合が多いできない場合が多い
利用できる機能多い少ない
運用の安定性高い低い
管理者権限付与される場合もあるなし
クラウドサーバーとレンタルサーバーの違い一覧表

クラウドサーバーは、他のユーザーの影響を受けにくく、レンタルサーバーよりも障害に強いという特徴があります。

月額料金はレンタルサーバーの方が安く設定されていることが多いですが、クラウドサーバーは時間課金で利用できる場合が多くあります。

そのため、単発利用や短期間の利用などの場合は、必要な分だけお得に使うことが可能です。

また、クラウドサーバーは自由度が高い反面、操作するための技術や知識を必要とします。

安定したサーバーを自分好みに利用したい方や単発利用したい方はクラウドサーバーを、サーバー初心者の方やなるべく安く利用したい方にはレンタルサーバーがおすすめです

クラウドサーバーの法人と個人向けの選び方

クラウドサーバーを選ぶ際は、以下のポイントを踏まえて検討してみてください。

それぞれ順番に解説します。

容量で選ぶ

クラウドサーバーには月額制と従量課金制の2種類のプランがあり、容量はプランごとに異なります。

月額プランでは数十GBの容量を利用できることもありますが、容量が足りなくなった場合は別途課金して増量する必要があります。

一方、従量課金プランであれば、用途に合った容量を選択して利用できるため、無駄に容量が余ったり大きく不足したりすることはありません。

大規模サイトの運営や社員数が多くメールを頻繁に活用している企業は、なるべく大きな容量を用意しておいた方が良いでしょう

コストで選ぶ

クラウドサーバーは、自分の利用したい機能を好きなように選択して契約できるため、比較的コストを抑えながら利用することが可能です

利用した時間の分だけ料金を支払う時間課金のサービスであれば、1時間あたり数円程度から利用できます。

一方で月額プランはまとまった金額を支払う必要はありますが、料金の増減が起こりにくいため出費を把握しやすいというメリットがあります。

サポートで選ぶ

クラウドサーバーは、管理者権限が提供会社にある場合が多く、セキュリティ対策や障害の対応などは提供会社のスピード感に委ねられる可能性があります。

もちろん、権限を付与される場合もあるので、管理者権限の有無はサービスを選ぶ際の重要なポイントと言えるでしょう。

また、サーバー会社によってサポート対応体制が異なったり、サポートの範囲がプランによっては狭かったりすることもあります

そのため、会社ごとのサポート内容はきちんと確認しておくことをおすすめします。

サーバーの特徴で選ぶ

クラウドサーバーを選ぶ際のポイントとして、サーバーの特徴で検討するのも1つの手です。

サーバーの種類を特徴別に分けると、以下の3つの種類があります。

サーバーの種類サーバーの特徴
IaaS(イアース)クラウド上でCPUやメモリ、ストレージなどのインフラだけを提供
サーバーの構成やセキュリティ・コストなどを見直したい場合に適している
PaaS(パース)アプリを利用・実行するためのサービスを提供

単発・短期間で新サービスの開発やリリースをしたい場合に適している
SaaS(サース)サイトの機能やシステム(パッケージ)として提供されたアプリをインターネット上で利用

便利なアプリを手軽に利用したい場合に向いている
特徴別のサーバーの種類一覧表

クラウドサーバーは、主に『IaaS』と『PaaS』が該当します

IaaSは、ITにまつわる基盤となるもの(ITインフラ基盤)をインターネット経由で提供するサービスです。

特にサーバーの構成や各機能のコストを見直したい場合に適しています。

一方でPaaSは、アプリを利用・実行するための基盤をインターネット経由で提供するサービスです。

OSのインストールやネットワーク設定が整っているため、開発コストを抑えてシステム開発を行える特徴があります。

おすすめクラウドサーバー8社を比較

クラウドサーバーを提供している8社の中で、低コストのプランに着目して以下の表にまとめました。

サーバー会社名Amazon EC2Google Compute EngineFLEX クラウドサーバーリンク ベアメタルクラウドAzure Virtual MachinesニフクラClara CloudIDCF Cloud
月額料金(税込)t2.nano
Compute Savings Plans:3.14USドル+税/月
EC2 Instance Savings Plans:2.77USドル+税/月
オンデマンド:0.0076USドル+税/時間

スポットインスタンス:0.0076USドル+税/時間
(その他多数のシリーズあり)
E2 マシンシリーズ
月額:62.75372USドル
+税
スポット利用:23.18188USドル

従量課金:0.085964USドル
(その他多数のシリーズあり)
Liteシリーズ:4,400円~

Standardシリーズ:8,800円~
パブリックVM
月額:4,400円~

従量課金:7.35円/時~
Bps v2 シリーズ:922円~
(その他多数のシリーズあり)
Type-e2
月額:2,057円~

従量課金:2円/時~
(その他多数のシリーズあり)
Flex Dolce:6,000円

Flex Economy:12,000円

Flex Basic:18,000円

Flex Plus:24,000円
サーバー(S1プラン)
月額:200円

従量課金:0.4円/時

ディスク:15GB/300円
(その他多数のプランあり)
料金タイプ月額・従量課金タイプ月額・従量課金タイプ月額タイプ月額・従量課金タイプ従量課金タイプ月額・従量課金タイプ月額タイプ月額・従量課金タイプ
無料お試しなし90日間2週間2週間12ヶ月間なしなしなし
CPUコア数1コア~2コア~2コア~1コア~2コア~1コア~1コア~1コア~
メモリ0.5GB~8GB~4GB~1GB~1GB~512MB~1GB~1GB~
ストレージ別途課金
汎用 SSD (gp3) – ストレージ(リージョンが東京の場合):1GB/0.096USドル+税/月
1GB/0.04USドル~/月50GB~1GB~0GB~(プランにより別途課金するものと付属のものがある)別途課金
標準タイプ:100GB/3,300円

高速タイプ:1TB/55,000円

従量課金:1GB/0.00275円/時
40GB~15GB~
サポート体制メール
チャット(有料オプション)
電話(有料オプション)
電話

メール
電話

メール
電話

メール
電話

メール
(プランにより内容が異なる)
電話

問い合わせフォーム
電話

問い合わせフォーム
メール

電話(有料オプション)
支払い方法クレジットカード

請求書払い
クレジットカード

デビットカード

銀行振込
クレジットカード

口座振替

請求書払い
請求書払いクレジットカード

デビットカード

電信送金
クレジットカード

銀行振込

口座振替
銀行振込

口座振替

クレジットカード
(初めての契約の場合は銀行振込のみ)
クレジットカード

口座振替

銀行振込
個人or法人向け個人・法人向け法人向け法人向け個人・法人向け法人向け法人向け法人向け個人・法人向け
おすすめクラウドサーバー8社の比較表

料金タイプは、月額と従量課金の2種類に分けられ、必要な分だけ利用できる従量課金の制度を取り入れているところが多く見られます

無料お試し期間は、長いところだと12ヶ月間です。じっくりと操作を確認できます。

一方で、月額タイプのサービスでもストレージは別途課金を要することがあるので、利用する際は注意が必要です。

なお、各サーバーの料金プランの詳細については、公式ページをご覧ください。

おすすめのクラウドサーバー8社それぞれの特徴を解説

おすすめのクラウドサーバー8社の特徴を順番に解説します。

それぞれで内容が異なるため、判断材料の1つとして参考にしてみてください。

コスパの高いクラウドサーバーを求めるならAmazon EC2

Amazon EC2は、大手企業のAmazonが提供するクラウドサーバーで、コスパの高さが特徴です。

豊富なプランが用意されており、自分の目的や利用したい環境に最適なサービスを必要な分だけ従量課金で利用できます。

また、あらかじめ長期間の利用を検討している方に最適なプランでは月額課金制も用意されており、最大77%もお得な料金で利用することが可能です。

法人はもちろん、個人利用でも気兼ねなく利用できるクラウドサーバーと言えるでしょう。

継続利用ならGoogle Compute Engineが最適

Google Compute Engineは、Googleの高いセキュリティと割引メニューが特徴のクラウドサーバーです。

従量課金のメニューが豊富に用意されており、中でも継続利用割引や確約利用割引などの割引に特化したメニューで、よりお得に利用できる点が魅力と言えます

また、無料お試し期間が90日間あるため、操作を確認した後に割引メニューを契約するのがおすすめです。

FLEX クラウドサーバーはユーザーの要望に合わせたサーバー構成が可能

FLEX クラウドサーバーは、カゴヤ・ジャパン株式会社が提供する国内クラウドサーバーです。

サーバーのコントロールをユーザーが自由に行えるため、CPUのスケールアップやスナップショット機能など、自分の用途に適したクラウド環境の構築が簡単にできます

月額タイプなので利用料金がわかりやすく、日本語でサポートを受けられる点も安心できるポイントと言えるでしょう。

リンク ベアメタルクラウドは用途に合わせて最適なクラウドサーバーを選べる

リンク ベアメタルクラウドは、月額と従量課金の2つのタイプから選択できるクラウドサーバーです

ユーザーの用途に合わせて最適なプランを利用できるため、個人でも法人でも柔軟な使い方ができるクラウドサーバーと言えるでしょう。

また、無料お試し期間が2週間あるので、操作を確認してから契約することも可能です。

Azure Virtual Machinesは12ヶ月間の無料お試しが魅力

Microsoftが提供するAzure Virtual Machinesは、従量課金で必要な分だけ利用でき、12ヶ月間の無料お試しが魅力のクラウドサーバーです

また、Microsoftが提供していることから、Windows端末やOSなどの連携がしやすいことも特徴の1つです。

一方で、契約プランによってサポート対応が異なるため、サポートを利用する場合は注意が必要です。

システムの使い勝手の良さならニフクラ

ニフクラは、システムの使い勝手が良いことで評判の国内クラウドサーバーです。

サーバー操作をはじめ、セキュリティ設定や利用料金の確認など、あらゆる作業をコントロールパネルで行えます

また、月額と従量課金の2つのタイプが用意されているため、用途に応じて好みの使い方ができる点も魅力です。

Clara Cloudはサポート体制に定評があるクラウドサーバー

Clara Cloudは、サポート体制に定評がある国内クラウドサーバーです。

『インフラ維持にかかる労力を最小限にすること』を目指しており、企業が開発に専念できる体制を作ることに注力しています

例えば、自社で行う保守管理などの運営をプロに任せて効率化を図るといった施策が挙げられます。

また、リソースを簡単に増やせるため、拡張性の良さも魅力の1つです。

IDCF Cloudはワンコインで気軽に始められるクラウドサーバー

IDCF Cloudは、ワンコインで気軽に始められることが特徴のクラウドサーバーです。

サーバーとディスクをセットで1ヶ月500円から利用できるため、とにかくコストを抑えたい方やお試し程度に利用してみたい方に最適です

また、月額プランはもちろん、従量課金でも利用できます。より上位のプランを契約した場合でも、費用は利用した分だけ請求されるため、低コストで運用できることがメリットです。

気軽に始められることから、特に個人利用に向いているクラウドサーバーと言えます。

クラウドサーバーのデメリット・メリット

クラウドサーバーが自分の目的や用途に適しているかどうか判断するためには、まずクラウドサーバーの特徴を把握しておくことが大切です。

クラウドサーバーのデメリットとメリットをそれぞれ解説します。

クラウドサーバーのデメリット

クラウドサーバーのデメリットは、主に以下の3つです。

  • セキュリティ対策や障害の対応は提供会社に委ねられる
  • 物理サーバーに比べて自由度が劣る
  • 長期的な利用ではコストが高くなる可能性がある

クラウドサーバーは、一般的にはサーバー管理の権限を提供会社が保有しています。

そのため、万が一サーバーに問題が起きた場合、自分で原因を究明して対応することはできません

そして、提供会社の管理下にあることから、物理サーバーと比較するとカスタマイズの自由度がやや劣るという特徴があります。

また、従量課金のサービスは単発利用であればお得に使える反面、長期的に契約する場合は自社サーバーの方がお得になるケースもあるため、注意が必要です。

クラウドサーバーのメリット

クラウドサーバーのメリットは、主に以下の3つです。

  • 障害に強い
  • コスパが高い
  • 拡張性が高い

クラウドサーバーは、自然災害やテロの被害などの緊急事態に備えて、被害を最小限に抑える『BCP対策(Business Continuity Plan)』を行っています。

BCP対策により、企業データなどを消失するリスクが少なく、安心してサーバーを利用することが可能です。

また、用途に応じた機能だけを利用でき、サービスによっては従量課金ができるため、クラウドサーバーはコスパに優れています。

加えてCPUやメモリなどを自由に増設できる点も、拡張性が高く使い勝手が良いと言えるでしょう。

クラウドサーバーの耐用年数

一般的なサーバーの寿命は3〜5年とされています。

税制上ではサーバーの耐用年数は5年間と決められており、減価償却資産の償却費用を計上する場合に認められています。

(参考:国税庁HP『2 経過的取扱い』

一方、クラウドサーバーの多くは、クラウドサービスの月額を利用料として計上し、自社で構築したアプリやシステムなどのカスタマイズ費用は減価償却資産として計上します。

そのため、項目によって計上する分類が異なる点に注意が必要です。

また、クラウドサーバー利用時に初期費用が発生し、利用料と明確に区分されている場合は、初期費用を繰延資産として処理します。

クラウドサーバーに関してよくあるQ&A

クラウドサーバーとは何ですか?

クラウドサーバーとは、インターネット上に構築された仮想サーバーを指します。

物理サーバーを置く必要がないため、企業で利用する場合はコストを抑えて素早く設置できる特徴があります。

クラウドサーバーのメリットは?

クラウドサーバーの主なメリットは以下の通りです。

  • 障害に強い
  • コスパが高い
  • 拡張性が高い

詳しくはクラウドサーバーのメリットをご覧ください。

クラウドとサーバーの違いは何ですか?

クラウドサーバーとレンタルサーバーの違いの1つに、サーバー機能の共有範囲があります。

レンタルサーバーは1つのサーバーを複数人で共有して利用するのに対し、クラウドサーバーは1つのサーバーの中に仮想サーバーを作成して、ユーザーそれぞれが独立して利用します。

その他の違いについては、クラウドサーバーとレンタルサーバーの違いをご覧ください。

クラウドファイルサーバーとは何ですか?

クラウドファイルサーバーとは、クラウド上に構築したファイルサーバーのことです。

自社保有のサーバーを利用していると、社内データを社外で使うことが難しくなってしまいます。

一方でクラウドファイルサーバーなら、社内外でデータの活用が可能です。

状況に合わせて最適なクラウドサーバーを選ぶことが大切(まとめ)

おすすめのクラウドサーバーを8社比較し、レンタルとの違いや法人と個人向けの選び方、メリットやデメリットなどを解説しました。

おすすめのクラウドサーバー8社は以下の通りです。

クラウドサーバーを利用する際は、主に容量の大きさ、コスト面、サポート体制、サーバーの特徴から検討してみると良いでしょう

本記事を参考に、自分の目的や用途に適したクラウドサーバーを見つけてみてください。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

※口コミにつきまして、X(Twitter)より記事執筆時点で公開されているツイートを、引用機能を使用し掲載しております。

記事の公開後に削除されたツイートや、非公開になったアカウントのツイートは正常に表示されない場合がございます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次