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動画配信向けストリーミングサーバ5選を比較!Webサーバーとの違いや選び方・メリット

動画配信向けストリーミングサーバ5選を比較!Webサーバーとの違いや選び方・メリット

ストリーミングサーバとは、動画や音声を配信するために用いられるサーバーです。

YouTubeやツイキャスのような配信プラットフォームとは異なり、レンタルサーバーを利用すれば自分のWebサイト上のみで動画を配信することができます。

一方で、実際にどのサーバーを利用したら良いのかお悩みの方もいることでしょう。

本記事では、ストリーミングサーバとして活用できるおすすめのレンタルサーバー5選を比較して紹介します

また、Webサーバーとの違いや選び方、メリットなどを解説しているので、ストリーミングサーバを利用する判断材料の1つとして参考にしてみてください。

目次

ストリーミングサーバの特徴

ストリーミングサーバの特徴は、主に以下の3つです。

  • 動画の再生開始が速い
  • リアルタイムのやり取りが行える
  • 配信データが残らない

ストリーミングサーバは、動画を配信する際にダウンロードを行う必要がないため負荷がかかりにくく、大容量の動画でも再生開始が早くスムーズに行えます

また、リアルタイムでやり取りを行えるため、視聴者からのコメントや質問に即時反応が可能です。

加えて、配信終了後にはデータが残らないので、機密情報や社外秘のデータの漏洩の心配がありません。

一方でストリーミングサーバを利用して配信する場合、通信環境の影響を受けやすいため、場合によっては画質や音声が乱れる可能性があります

耐久性の低いサーバーや処理速度の遅いサーバーを利用している場合は、特に負荷が大きくなります。

そのため、配信が一時停止したりサーバーダウンしたりする可能性も考えられるでしょう。

ストリーミングサーバとWebサーバーの違い

ストリーミングサーバとWebサーバーには、主に以下の違いがあります。

サーバーの種類ストリーミングサーバWebサーバー
データの受信データ受信しながら再生が可能データ受信後に再生が可能
ファイル保存不可(キャッシュに残らない)可能(キャッシュに残る)
データ通信速度データ速度が最適化されデータ通信に無駄が起こりにくい最適なデータ速度が選べない
ストリーミングサーバとWebサーバーの比較一覧表

ストリーミングサーバは、データを受信しながら動画や音声の再生が可能です。

さらに、データ通信も最適なスピードで行われるため、動画配信に特化しています。

一方でWebサーバーは、Webサイトの運営に特化したサーバーなので、動画に関してはストリーミングサーバより性能は劣ります。

ただし、ストリーミングサーバとは異なり動画ファイルの保存が可能なため、情報を残しておきたい場合には適していると言えるでしょう。

なお、レンタルサーバーはWebサーバーに分類されますが、動画配信を行うためにストリーミングサーバとして活用することも可能です。

ストリーミングサーバの選び方

ストリーミングサーバを選ぶ際は、以下のポイントを踏まえて検討してみてください。

それぞれ順番に解説します。

スペックで選ぶ

ストリーミングサーバを選ぶ際は、サーバーのスペックが特に重要です。

容量の大きさや処理速度、ストレージの種類や転送量などはサーバー会社によって異なります

特に、レンタルサーバーはテキストベースのサイトで使用されることを想定しているサービスが多いため、動画配信を行う場合は『容量』や『転送量』が大きいサーバーを選択することが重要です。

コストで選ぶ

ストリーミング配信に直接関わる部分ではありませんが、コストで選ぶことも選択肢の1つです。

サーバー会社によって費用は異なりますが、安いプランであれば月々1,000円以内、高いプランでも月々2,000円台で利用できます

もちろん、費用が高いほどスペックも高い傾向にありますが、一概に費用が高い方が良いとは言えません。

理由としては、ストリーミングサーバとして利用するにはオーバースペックだったり、必要以上に費用がかかったりする可能性があるためです。

月々1,000円以内で高速処理のサーバーを利用することも可能なので、コストはあくまでサーバー選びの判断材料の1つとして検討してみてください。

サポート体制で選ぶ

ストリーミングサーバを選ぶ際に、サポート体制の内容を意識して選択することも大切です。

サーバー各社によりサポート体制は様々で、メール対応のみのところもあれば、電話もメールも規定時間内であれば対応してくれるところまであります。

また、サポートの無料オプションがいまひとつでも、有料オプションは充実している場合も少なくありません。

いざという時に心配な箇所をサポートしてくれるサーバーを選択することが重要です

おすすめのストリーミングサーバ5選を比較

ストリーミングサーバとして活用できる、おすすめの5社を以下の表にまとめました。

サーバー名エックスサーバーConoHa WINGロリポップさくらのレンタルサーバABLENET
プラン名プレミアムプランWINGパック・スタンダードプランハイスピードプランビジネスプランスタンダードプラン
月額料金(税込)3ヶ月:2,640円

6ヶ月:2,420円

12ヶ月:2,200円

24ヶ月:2,090円

36ヶ月:1,980円
3ヶ月:2,783円

6ヶ月:2,602円

12ヶ月:2,360円

24ヶ月:2,239円

36ヶ月:2,118円
1ヶ月:1,430円

3ヶ月:1,320円

6ヶ月:1,210円

12ヶ月:990円

24ヶ月:935円

36ヶ月:550円
月払い:2,970円

12ヶ月払い:29,040円(月額換算2,420円)

24ヶ月払い:56,760円(月額換算2,365円)

36ヶ月払い:71,280円(月額換算1,980円)
月払い:1,430円

半年払い:8,160円(月額換算1,360円)

年払い:15,840円(月額換算1,320円)
初期費用無料無料無料無料無料
無料お試し期間10日間なし(申し込んだ月は無料)10日間2週間なし
vCPU8コア8コア非公開非公開8コア
メモリ数12GB12GB非公開非公開12GB
ストレージの種類NVMe SSDSSDSSDSSDSSD
ディスク容量400GB400GB500GB600GB400GB
WebサーバーnginxnginxLiteSpeednginxLiteSpeed
転送量無制限無制限無制限無制限無制限
サポート対応電話

メール

チャット
電話

メール

チャット
電話

メール

チャット
電話(コールバック予約)

メール

チャット
メール
おすすめのストリーミングサーバ5選の比較表

上記は、vCPUとメモリ数、ディスク容量の大きさなど、数値が近いプランをまとめています。

各サーバー会社の費用は、月換算で1,000円未満で利用できるものから2,000円台の価格設定のところまで幅広くあります。

利用する前に操作性や使用感を確かめたい方は、無料お試し期間が設けられているサーバーがおすすめです

なお、各サーバーの料金プランの詳細については、公式ページをご覧ください。

おすすめのストリーミングサーバ5選それぞれの特徴を解説

おすすめのストリーミングサーバ5選の特徴を順番に解説します。

それぞれで内容が異なるため、判断材料の1つとして参考にしてみてください。

エックスサーバーは高性能でスピーディーな読み込みが特徴

エックスサーバーは、高性能でスピーディーな読み込みが特徴のストリーミングに適したサーバーです。

エックスサーバーのSSDは、高速処理で評判の『NVMe SSD』を採用しています。

そのため読み込み速度が非常に速く、スムーズに動画配信を行うことが可能です。

ConoHa WINGは高速処理と管理画面の使いやすさに定評がある

ConoHa WINGは、Webサーバー処理速度国内最速をうたっており、安定したストリーミング配信を行える環境があります

また、管理画面を直感的に操作できるため、初心者でも安心してサーバーを利用できます。

下位プランであれば、支払い方法によっては月々1,000円以下で利用することも可能です。

手頃な費用と充実したサポートを求めるならロリポップ

ロリポップは、リーズナブルな費用と充実したサポートが特徴のストリーミング向けのサーバーです。

処理速度が速いことで評判のハイスピードプランは、36ヶ月払いであれば月換算で550円(税込)で利用できるため、コスパの高さが魅力的です

また、ロリポップはサポート対応に力を入れており、専門のサポートスタッフが担当しています。

ハイスピードプランなら24時間以内にメール対応を行ってもらえるため、いち早く問題点の改善に繋がります。

さくらのレンタルサーバは無料お試し期間の長さが魅力

さくらのレンタルサーバは、無料お試し期間が長めに設定されているストリーミング向けサーバです。

処理速度は他のサービスよりもやや劣りますが、無料お試し期間が長く、2週間用意されています。使用感や操作性をじっくりと確認することができます

申し込みの前にきちんと状態を確認しておきたい方や、長めにお試し体験をしてみたい方に適しているサーバーと言えるでしょう。

ABLENETはコスパの高さと運営歴の長さが特徴

ABLENETは、コスパの高さとサービス運営歴が長いことが特徴のストリーミング向けサーバです。

Webサーバーは処理速度の速い『LiteSpeed』を採用しており、スタンダードプランであれば月々1,430円(税込)から利用できます

また、ABLENETは25年以上も運営が続いている老舗レンタルサーバーの1つです。

安定感に優れたサーバーとも言えることから、長期的に利用したいと考えている方に適しています。

ストリーミングサーバおすすめの活用シーンを個人と企業別に紹介

ストリーミングサーバを活用するおすすめのシーンを、個人と企業向けに分けて紹介します。

個人または企業状況
個人アーティスト活動など、自分の状況を発信・共有したい場合

ゲームの実況プレイなどの配信を行いたい場合
企業企業のPR動画を配信したい場合

企業内でライブ配信をして情報共有を行いたい場合
個人と企業のおすすめの活用シーン一覧表

個人でストリーミングサーバを活用するなら、自分の活動や状況を発信したり共有したりしたい場合や、ライブ配信を行って視聴者とコミュニケーションを取りたい場合に利用するのがおすすめです。

一方で、企業でストリーミングサーバを活用するなら、toC向けのPR動画を配信したり、社内での情報共有をライブ配信で行いたい場合などに適しているでしょう。

どちらも共通して言えることは、リアルタイムで視聴者からの反応が欲しい場合はストリーミングサーバの利用がおすすめであるということです

ストリーミングサーバに関してよくあるQ&A

ストリーミングサーバとは何ですか?

ストリーミングサーバとは、ストリーミング配信と呼ばれる動画配信を行うのに必要なサーバーです。

ストリーミング配信は、再生開始が早く、端末にデータを残すことなく配信を行えることが特徴です。

詳しくはストリーミングサーバの特徴をご覧ください。

ストリーミングサーバの役割は?

ストリーミングサーバの役割は、オンデマンド配信(事前に動画を用意しておき、視聴者が好きなときにアクセスして視聴できる配信システム)ではできなかった、生放送や生中継などのリアルタイムの配信に利用できることです。

ストリーミングサーバのメリットは?

ストリーミングサーバのメリットは、主に以下の3つが挙げられます。

  • 高速な配信
  • リアルタイムのやり取りが可能
  • 再生終了後にデータが残らない

特に、再生終了後にデータが残らない点は、機密情報などの共有に適しています。

ストリーミングサービスの欠点は何ですか?

ストリーミングサービスの欠点として考えられるのは、主に以下の3つです。

  • ネット環境に依存する
  • Webサーバーよりも負担が大きい
  • 配信を見る場合は通信制限がかかる可能性がある

ネットの環境に依存し、負担が大きいことから画質が荒くなる可能性があります。

ストリーミングサーバ選びは目的に応じて判断することが重要(まとめ)

おすすめのストリーミングサーバ5選を比較して、Webサーバーとの違いや選び方、メリットなどを解説しました。

おすすめのストリーミングサーバ5選は以下の通りです。

ストリーミングサーバを利用する際は、主にスペック、コスト、サポート体制から判断することをおすすめします

本記事を参考に、目的や用途に適したストリーミングサーバを見つけてみてください。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

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