世界中でプレイされている『ARK: Survival Evolved(以下、ARK)』は、サーバーを利用すれば大人数で一緒にマルチプレイを楽しむことができます。
しかし、サーバーにはいくつかの種類があり、PCやPS5などプレイする機器によって選択すべき種類が異なります。
そのため、どのレンタルサーバーを選択すればいいのかわからないという方は多いでしょう。
本記事では、ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバーの立て方や選び方、PS5などコンシューマーゲーム機向けのレンタルサーバーを紹介します。
記事を読むと、どのレンタルサーバーを選べばARKのマルチプレイをより楽しめるかがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
ARK: Survival Evolvedとは
ARK: Survival Evolvedとは、謎の島で周囲の素材を利用して道具を作り、恐竜や他のプレイヤーと戦いながら生き抜いていくサバイバルゲームです。
1人でプレイするだけでなく、大勢の人と同時にプレイをすることができるので、世界中で人気を博しています。
ARKのマルチプレイ用サーバーの3つの立て方
ARKのマルチプレイ用サーバーを立てる方法は以下の3つです。
それぞれ紹介します。
自宅でサーバーを構築する
ARKのマルチプレイ用に自分でPCやサーバーを用意し、自宅でサーバーを構築することもできます。
自由なカスタマイズで思い通りのサーバーを構築することが可能です。
一方で、サーバー構築の知識やサーバーを稼働するための電気代、サーバーを設置する場所が必要です。
また、サーバーのメンテナンスを自分で行う必要があるため、レンタルサーバーに比べて管理の手間がかかります。
ARK公式サーバーを利用する
ARK公式サーバーは、サーバー設定などが必要なく、気軽に利用できるサーバーです。
ARKを起動し、サーバー検索から『公式専用ARK』を選択するだけで利用が可能です。
一方で、ゲーム内の時間経過をはじめとした各種設定のカスタマイズはできないため、レンタルサーバーや自宅サーバーに比べて自由度は低いと言えるでしょう。
また、ARKの上級者が集まる傾向があり、初心者ではPvP(対人戦)で太刀打ちできない可能性もあります。
ARKに対応したレンタルサーバーを借りる
ARKのマルチプレイをするなら、ARKに対応したレンタルサーバーを借りるのがおすすめです。
サーバー提供会社がサーバーの管理を実施するため、自宅でサーバーを構築する手間がかかりません。
また、多くのレンタルサーバーでARK用の設定が施してあるテンプレートを利用できるため、サーバー構築や初期設定も簡単です。
一方で、月に数百円~数千円の費用がかかる点には注意する必要があります。
ARKのマルチプレイができる国内・海外レンタルサーバーのメリットとデメリット
国内レンタルサーバーと海外レンタルサーバーのメリットとデメリットは、以下の通りです。
サーバーの種類 | 国内レンタルサーバー | 海外レンタルサーバー |
---|---|---|
概要 | 『エックスサーバー株式会社』など日本企業が提供するレンタルサーバー | 『GPORTAL』など海外企業が提供するレンタルサーバー |
メリット | 通信の遅延が少ない 日本語でやり取りをするため安心 | PS5/PS4に対応している 面倒な設定が必要ない |
デメリット | PS5/PS4に対応していない 月額利用料金が必要 | サポートが日本語に対応していないことがある 通信が安定しないことがある |
国内レンタルサーバーは、PS5などのコンシューマーゲーム機には対応していないことが大きなデメリットです。
一方でメリットは、通信の遅延が少なく、やり取りが日本語なので安心して利用することができる点です。
海外レンタルサーバーのデメリットとしては、サポートが日本語に対応していないことや、通信が不安定になることが挙げられます。
メリットは、PS5などのコンシューマーゲーム機に対応しており、面倒な設定なしでプレイできる点です。
ARKのマルチプレイ用サーバーを選ぶ4つのポイント
ARKのマルチプレイ用サーバーを選ぶポイントは以下の4つです。
それぞれ紹介します。
サーバーを簡単に構築できるかどうか
ARKのマルチプレイを行うためには、レンタルサーバーにARK用の設定をする必要があります。
サーバー設定の難易度が高ければ、ARKのプレイを始めるまでに時間と労力がかかります。
なるべく時間と労力をかけずにARKをプレイするために、ARK用のサーバー設定が施されたテンプレートを利用できるレンタルサーバーを契約するのがおすすめです。
テンプレートを利用することで、初心者でも簡単にARK用のサーバーを構築できます。
CPUなどのスペックが十分かどうか
ARKのマルチプレイに必要なサーバースペックは、以下の表の通りです。
同時プレイ人数 | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|
5~10人 | 4コア | 4GB | 100GB |
11人以上 | 6コア | 8GB | 100GB |
コストを抑えるために低スペックのレンタルサーバーやプランを選択すると、画面がスムーズに動かなかったり、同時にプレイできる人数が制限される可能性があります。
快適にARKをプレイするためにも、最低限のスペックを満たしているレンタルサーバーを選択するのがおすすめです。
費用が予算内であるかどうか
レンタルサーバーを利用するためには、月額利用料金を支払わなければなりません。
また、高スペックなプランほど月額利用料金は高額になります。
ARKを継続してプレイするためには、自分の予算を考慮してサーバーを選択する必要があります。
プラン変更が簡単かどうか
ARKのマルチプレイに参加する人数が増えると、サーバーのスペックが不足し、ゲームの動作が遅くなる可能性があります。
一方で、プレイ環境に対してサーバーのスペックが高すぎても、コスパが非常に悪くなってしまうでしょう。
そのため、あらかじめプラン変更が簡単なレンタルサーバーを選択しておくことで、コストを抑えつつ快適にARKをプレイすることができます。
ただし、ダウングレードができないレンタルサーバーもあるので注意が必要です。
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー4選の比較表
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー4社について比較表にまとめました。
それぞれARKのマルチプレイで利用できる最も低価格なプランを取り上げています。
おすすめのレンタルサーバー・プラン名 | Xserver for Game・4GBプラン | ConoHa for GAME・長期割引パス4GBプラン | さくらのVPS・4GB石狩 | KAGOYA CLOUD VPS・4コア 4GB 30GB |
---|---|---|---|---|
月額利用料金(税込) | 1ヶ月・2,200円 12ヶ月・1,800円 24ヶ月・1,750円 36ヶ月・1,700円 | 1ヶ月・2,189円 3ヶ月・1,736円 6ヶ月・1,418円 12ヶ月・985円 24ヶ月・958円 36ヶ月・846円 | 1ヶ月・3,227円 (年額38,720円) | 1ヶ月・1,540円 |
初期費用(税込) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料お試し期間 | なし | なし | 2週間 | なし |
CPU | 4コア | 4コア | 4コア | 4コア |
メモリ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージの種類 | NVMe SSD | SSD | SSD | SSD |
ストレージの容量 | 100GB | 100GB | 200GB | 30GB |
ARKのテンプレートの有無 | あり | あり | なし | あり |
プラン変更の可否 | 可 | 可 | 可(アップグレードのみ) | 可(アップグレードのみ) |
サポート | 電話・平日10:00~18:00 メール・24時間365日 チャット・平日10:00~18:00 | 電話・平日10:00~18:00 メール・24時間365日 チャット・平日10:00~18:00 | メール・24時間365日 チャット(自動応答)・24時間365日 チャット(オペレーター)・平日10:00~18:00 コールバック予約・平日10:00~18:00 | 電話・平日10:00~17:00 メール・24時間365日 |
ARKのマルチプレイにおすすめなレンタルサーバーは、ゲームを快適にプレイするためにディスクストレージにSSDを採用し、高速処理ができるように対策されています。
また、多くのレンタルサーバーでARK用のテンプレートを利用でき、サーバー設定に不慣れな方でも簡単に立ち上げることができます。
一方で、料金プランの変更はアップグレードしか対応していない場合があるので、注意しなければなりません。
プランをダウングレードしたい場合は、一度契約しているプランを解約し、新たにプランを選んで契約することが必要です。
なお、各サーバーの料金プランの詳細については、公式ページをご覧ください。
- 公式ページ:Xserver for Game
- 公式ページ:ConoHa for GAME
- 公式ページ:さくらのVPS
- 公式ページ:KAGOYA CLOUD VPS
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー4社のそれぞれの特徴を解説
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバーは以下の4社です。
- コスパの高さを求めるならXserver for Game
- 設定が簡単なサーバーを求めるならConoHa for GAME
- 長期利用を予定しているならさくらのVPS
- 1日単位の利用を予定しているならKAGOYA CLOUD VPS
それぞれ紹介します。
コスパの高さを求めるならXserver for Game
Xserver for Gameは、高性能かつ低価格でコスパNo.1のレンタルサーバーです。
公式サイトでは他社のレンタルサーバーと比較してCPU処理性能が約4倍、1秒間あたりの読み込み・書き込み速度も約2倍速いことをうたっています。
また、プランが豊富に設定されており、プレイ人数によって適切なプランを選べます。
高機能なレンタルサーバーを低価格で利用したい方におすすめのレンタルサーバーです。
設定が簡単なサーバーを求めるならConoHa for GAME
ConoHa for GAMEは、初心者でも簡単に設定ができるレンタルサーバーです。
ARK用のテンプレートを利用でき、契約後すぐにマルチプレイを始めることができます。
また、サーバー管理画面がシンプルでわかりやすく、直感的に操作することが可能です。
なるべく設定が簡単なサーバーを求める方におすすめのレンタルサーバーです。
長期利用を予定しているならさくらのVPS
さくらのVPSは、老舗のレンタルサーバー提供会社『さくらのレンタルサーバ』が運営しているレンタルサーバーです。
全てのプランで100GB以上のSSDを利用でき、マルチプレイに十分なリソースが提供されます。
また、2週間のお試し期間があるため、試しにレンタルサーバーを利用してみることも可能です。
最低契約期間が3ヶ月なので、長期間の利用を予定している方におすすめのレンタルサーバーです。
1日単位の利用を予定しているならKAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSは、中小企業や官公庁にも多く利用される『カゴヤ・ジャパン』が運営するレンタルサーバーです。
1日単位での利用が可能で、インスタンス(仮想サーバー)の削除を行えば翌日から料金は発生しません。
また、ARK専用のテンプレートもあるので、環境構築が簡単にできます。
ARKを試しにやってみたい方におすすめのレンタルサーバーです。
ARKをPS5などのコンシューマーゲーム機でプレイするのに最適なレンタルサーバー2選
ARKをPS5などのコンシューマーゲーム機でプレイするのに最適なレンタルサーバーは、以下の2社です。
それぞれ紹介します。
PS5・PS4でプレイするならGPORTAL
プラン | 10スロット | 20スロット | 10スロット(90日) |
---|---|---|---|
利用料金(税込) | 2,044円 | 3,002円 | 5,392円 |
参加人数 | 10人 | 20人 | 10人 |
利用期間 | 30日 | 30日 | 90日 |
GPORTALは、安定性に定評のある海外レンタルサーバーです。
PCの他にPS5やPS4でのプレイにも対応しています。
また、ARK専用のレンタルサーバーのため、設定が簡単ですぐにプレイを始めることができます。
ARKをPS5やPS4でプレイする方におすすめのレンタルサーバーです。
Nintendo SwitchでプレイするならNITRADO
プラン | 20スロット |
---|---|
利用料金(税込) | 3日・795円 30日・3,201円 90日・8,645円 |
参加人数 | 20人 |
NITRADは、GPORTALと同じく海外のレンタルサーバーです。
Nintendo SwitchでARKをプレイできる唯一のレンタルサーバーで、Nitradoゲームサーバー設定ツールを使用すれば、いつでも違うゲーム用のサーバーに変更できます。
Nintendo SwitchでARKをプレイする方におすすめです。
ARKのマルチプレイ向けのレンタルサーバーに関するよくあるQ&A
レンタルサーバーを利用してARKをプレイするメリットは何ですか
レンタルサーバーでARKをプレイするメリットは、ARKの醍醐味である大人数でのプレイを快適にできることや、PCとインターネット環境があればどこからでも参加できることなどです。
ARKをプレイするのにメモリは何GB必要ですか
ARKを快適にプレイするのに必要なメモリは、人数によって変わります。同時プレイ人数が10人以下の場合は4GB、11人以上の場合は8GB以上が必要です。
詳しくは、CPUなどのスペックが十分かどうかをご覧ください。
ARKに対応したレンタルサーバーの料金はいくらですか
ARKに対応したレンタルサーバーの月額利用料金は、約1,000~3,000円(税込)です。
詳しくは、ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー4選の比較表をご覧ください。
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバーは何ですか
おすすめの国内レンタルサーバーは、Xserver for GameやConoHa for GAMEなどです。
海外のレンタルサーバーでは、GPORTALやNITRADがあります。
詳しくは、ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー4社のそれぞれの特徴を解説と、ARKをPS5などのコンシューマーゲーム機でプレイするのに最適なレンタルサーバー2選をご覧ください。
ARKのマルチプレイをするなら、サーバー構築が簡単で柔軟にプランを変更できるレンタルサーバーを選ぶのがおすすめ(まとめ)
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバーの選び方や立て方、PS5などのコンシューマ機に対応したレンタルサーバーを紹介しました。
ARKのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバーは以下の4社です。
- コスパの高さを求めるならXserver for Game
- 設定が簡単なサーバーを求めるならConoHa for GAME
- 長期利用を予定しているならさくらのVPS
- 1日単位の利用を予定しているならKAGOYA CLOUD VPS
また、ARKをPS5などのコンシューマーゲーム機でプレイするのに最適なレンタルサーバーは、以下の2社です。
ARKのマルチプレイをするなら、サーバー構築の手間を省くためにARK用テンプレートを利用できるレンタルサーバーを選択するのがおすすめです。
また、マルチプレイの人数は変動するので、アップグレードとダウングレードの両方ができるレンタルサーバーの利用を検討するのが良いでしょう。
この記事を参考に、自分に最適なレンタルサーバーを選択してみてください。