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セキュリティ重視向けレンタルサーバーおすすめ8社を比較!対策方法や選び方を解説

セキュリティ重視向けレンタルサーバーおすすめ8社を比較!対策方法や選び方を解説

Webサイトを安全に運営するためには、サーバーのセキュリティ対策を重視してレンタルサーバーを選択する必要があります。

一方、セキュリティ対策のための機能は多く、自分に必要な機能がわからないという方は多いでしょう。

この記事では、用途に合ったセキュリティ対策や、セキュリティを重視したレンタルサーバーの選び方を紹介します。

記事を読むと、自分の用途に合ったセキュリティ対策は何か、どのレンタルサーバーを選択すれば安心して自分のサービスを運営できるかがわかるので、ぜひご覧ください。

目次

レンタルサーバーのセキュリティを重視すべき3つの理由

レンタルサーバーのセキュリティを重視すべき理由は以下の3つです。

それぞれ紹介します。

サーバーへの不正アクセスを防ぐため

レンタルサーバーを契約する際、不正アクセスを防ぐセキュリティ機能が備わっているかを確認する必要があります。

不正アクセスを受けると、自分が運営しているWebサイトやサービスに、通常のユーザーが正常にアクセスできなくなる可能性があるからです。

不正アクセスの例として、サーバーに大量のデータを送り、正常に機能させなくするDDos攻撃などがあります。

サーバーに保存したデータの盗難を防ぐため

サーバーに侵入されると、サーバーに保存してあるデータを盗まれる可能性があります。

例えば、攻撃者がECサイトを運営しているサーバーに侵入し、ユーザーIDやパスワードのデータを盗み、ECサイトを不正利用することがあります。

サーバーへの侵入を防げるセキュリティ機能を持ったレンタルサーバーを選択し、データの盗難を防げるように対策することが重要です。

Webサイトの改ざんを防ぐため

攻撃者によって、Webサイトが改ざんされる可能性があります。

例えば、運営しているWebサイトのページに似せた偽サイトのページのURLを埋め込み、ユーザーを偽サイトに誘導するというようなケースが起こります。

Webサイトを改ざんされた場合、見た目で気づくことは難しいため、レンタルサーバーのセキュリティ機能を利用して防ぐことで、容易に改ざんを発見することが可能です。

レンタルサーバーをセキュリティ対策で選ぶ方法とその種類

レンタルサーバーに導入されている主なセキュリティ対策が、それぞれどのようなWebサイトに特に有効なのか、以下の表にまとめました。

セキュリティ機能目的サイトの形態
WAF悪意のあるコメントや大量のコメント投稿などのいやがらせを防ぐブログ
Web改ざん検知企業の重要情報の改ざんを防ぐ企業ホームページ
SSL個人情報やクレジットカード情報を暗号化するECサイト
IDS・IPS商品であるデジタルコンテンツの盗難を防ぐデジタルコンテンツ販売サイト
サイトのタイプ別に有効なセキュリティ機能の表

レンタルサーバーを選択する際は、自身が運営したいWebサイトの形態によって、必要なセキュリティ機能を取捨選択することで料金コストを抑えられます。

また、セキュリティ機能ごとに可能な対策は次の通りです。

それぞれ詳細に解説します。

WAFはサーバーへの攻撃を防止できる

WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションへの不正アクセスや攻撃を防止するためのセキュリティ対策です。

レンタルサーバーを契約してWordPressを利用する場合、WAFはWordPressへの攻撃を防止します。

似ている仕組みを持つ『ファイアウォール』だけでは、WordPressのようなWebアプリケーションまで保護しきれないため、WAFを導入することで情報漏えいやサイト改ざんなども防ぐことが可能です。

SSLは通信を暗号化できる

SSL(Secure Sockets Layer)は、データの暗号化を提供し、通信のセキュリティを向上させます。

特にWebサイトにおいて、SSL証明書を使用することでユーザーの個人情報やデータの保護が可能です。

SSLには、レンタルサーバーが取得したSSL証明書を共有する『共用SSL』と、ユーザーが取得したドメインにSSL証明書を発行する『独自SSL』の2種類があります。

独自ドメインを使用する場合、レンタルサーバーが『独自SSL』を提供しているかどうかの確認が必要です。

IDSとIPSは不正侵入対策ができる

IDS(Intrusion Detection System)は、レンタルサーバーへの不正侵入を検知するセキュリティ機能です。

一方、IPS(Intrusion Prevention System)は、レンタルサーバーへの不正侵入を検知するだけでなく、防止まで行います。

Webサイトで個人情報を扱ったり、サーバーに重要なファイルを保存する場合、IDSとIPSを備えているかどうかを確認することをおすすめします。

Web改ざん検知は改ざんに対処できる

Web改ざん検知は、Webサイトに対する不正な変更や改ざんを検出するための重要なセキュリティ機能です。

特に企業ホームページの場合、企業の重要情報が改ざんされる被害にあうと、信用を損なう可能性があります。

Webサイトで重要情報を公開する場合、レンタルサーバーがWeb改ざん検知の機能を備えているかどうかを確認するのがおすすめです。

バックアップやステージング機能はリカバリーができる

データのバックアップ機能は、Webサイトを復旧させる際に重要な機能です。

また、ステージング機能は、Webサイトのレイアウト変更をする場合などにテスト環境として利用できます。

万が一のトラブルに対応するため、バックアップやステージング機能が備わっているレンタルサーバーを選択するのがおすすめです。

セキュリティ重視向けレンタルサーバー8選の比較表

セキュリティを重視したい方向けのレンタルサーバー8社を比較表にまとめました。

各レンタルサーバーで、セキュリティ対策が充実しているおすすめのプランを取り上げています。

セキュリティ重視向けレンタルサーバー・プランエックスサーバー・ビジネスConoHa WING・WINGパックベーシックさくらのレンタルサーバ・スタンダードロリポップ・ハイスピードお名前.com・RSプランカゴヤ・ジャパン・ライト1コア/4GBスマイルサーバ・SSLセットプランワダックス・あんしんWPサーバーWPスタンダード
契約期間・月額料金(税込)3ヶ月・5,280円
6ヶ月・4,840円
12ヶ月・4,400円
24ヶ月・4,180円

36ヶ月・3,960円
3ヶ月・1,331円

6ヶ月・1,210円

12ヶ月・941円

24ヶ月・889円

36ヶ月・678円
1ヶ月・524円

12ヶ月・437円

24ヶ月・430円

36ヶ月・425円
1ヶ月・1,430円

3ヶ月・1,320円

6ヶ月・1,210円
12ヶ月・990円

24ヶ月・935円

36ヶ月・550円
1ヶ月・1,430円
6ヶ月・1,188円
12ヶ月・1,078円

24ヶ月・990円

36ヶ月・891円
1ヶ月・1,650円

12ヶ月・1,485円
1ヶ月・4,400円1ヶ月・2,640円

12ヶ月・2,200円
初期費用(税込)無料無料無料無料無料無料無料3,300円
WAFありありありありありありありあり
SSL共用:なし
独自:あり
共用:なし
独自:あり
共用:あり
独自:あり
共用:あり
独自:あり
共用:なし
独自:あり
共用:なし
独自:あり
共用:なし
独自:あり
共用:あり
独自:あり
IDS・IPSなしなしなしなしなしあり(有料)ありあり
Web改ざん検知ありなしあり(有料)ありなしなしなしなし
バックアップありありありありありありあり(有料)あり
ステージングなしなしありなしなしなしなしなし
ディスク容量500GB300GB300GB400GB400GB100GB400GB50GB
運用開始年月2003年7月2018年9月1996年12月2001年11月2009年4月1998年12月2000年4月2000年3月
サポート体制電話・平日10:00~18:00

メール・24時間365日

チャット・平日10:00~18:00
電話・平日10:00~18:00
メール・24時間365日

チャット・平日10:00~18:00
メール・24時間365日
チャット(自動応答)・24時間365日

チャット(オペレーター)・平日10:00~18:00

コールバック予約・平日10:00~16:00
電話・平日10:00〜18:00
メール・24時間365日
チャット・平日9:30~13:00、14:00~17:30
電話・24時間365日
メール・24時間365日
電話・平日10:00~17:00
メール・24時間365日
電話・平日10:00~12:00、13:00~18:00
メール・24時間365日
電話・平日9:00~22:00、休日9:00~18:00
メール・24時間365日
チャット・24時間365日
セキュリティ重視向けレンタルサーバー比較表

セキュリティ重視向けのレンタルサーバーは、WAFやSSL、バックアップ機能を基本装備としているものが多く、安心してWebサイトを運営することができます。

一方で、Web改ざん検知機能やステージング機能を導入しているレンタルサーバーは限られるため、企業ホームページの運用を考えている方は、搭載されているセキュリティ対策の内容をよく確認しなければなりません。

なお、各サーバーの料金プランの詳細については、公式ページをご覧ください。

セキュリティ重視向けレンタルサーバー8社それぞれの特徴を解説

セキュリティ重視向けレンタルサーバー8社の特徴は以下の通りです。

それぞれ紹介します。

安心・安全な運用実績を誇るエックスサーバー

エックスサーバーは、国内シェアNo.1を誇るレンタルサーバーです。(W3Techs 調べ)

運用開始から20年間で250万サイトもの運用実績があり、多くのユーザーから評価されているため、安心感があります。

全プランでWAFなどセキュリティ機能を備えていますが、『ビジネス』プランでは、Web改ざん検知機能を備えており、セキュリティをより強固にすることができます。

レンタルサーバーの運用実績を重視する方におすすめのレンタルサーバーです。

WordPressに特化したセキュリティが魅力のConoHa WING

ConoHa WINGは、ブログやWebサイトの構築に便利なWordPressに特化した機能が充実しているレンタルサーバーです。

スパムコメントや海外からのコメントを制限できるなど、WordPressで運営しているWebサイトを守るセキュリティ機能が充実しています。

WAFやSSLを備えているだけではなく、特定のIPアドレスからのアクセスを遮断することができるため、攻撃者や有害サイトから自分のブログやWebサイトを守ることが可能です。

また、ConoHa WINGには『ベーシック』『スタンダード』『プレミアム』という3つのプランがありますが、備えているセキュリティ機能は共通しています。

ブログやWebサイトのセキュリティを、低コストで強化したい方におすすめのレンタルサーバーです。

老舗の安心感が魅力的なさくらのレンタルサーバ

さくらのレンタルサーバは、1996年から運営されている老舗のレンタルサーバーです。

運営開始から長い間、多くのユーザーから支持され、利用され続けているため、初めて利用する方でも安心感を得られるでしょう。

また、セキュリティ機能の改善を継続して行っているため、安全な環境を保っています。

さくらのレンタルサーバは、今回比較したレンタルサーバーの中で唯一、ステージング機能を利用できます。

テスト環境を作成し、より安心、安全にWebサイトを運営したい方におすすめのレンタルサーバーです。

海外からのアクセスを簡単に管理できるロリポップ

ロリポップは、海外からのアクセスを管理するセキュリティ機能を備えたレンタルサーバーです。

『海外アタックガード』という機能を全プランで備えており、WordPress管理画面など重要な画面やサーバー上のファイルへのアクセスを遮断できます。

また、『ハイスピード』『エンタープライズ』プランでは、自動バックアップ機能を利用でき、もしもの時にWebサイトを復旧することが可能です。

海外からのアクセスから、ブログやWebサイトを守りたい方におすすめのレンタルサーバーです。

サポートが充実しているお名前.com

お名前.comは、独自ドメインの登録サービスで広く知られていますが、レンタルサーバーも提供しています。

国内の大手データセンターでサーバーを運用しており、高度なセキュリティを維持しています。

また、お名前.comのレンタルサーバーでは、24時間365日の電話サポートの利用が可能です。

他のレンタルサーバーでは、電話サポートは日中帯のみ提供されることが多いため、お名前.comはより安心感を得られるでしょう。

わからないことやトラブルがあった際、直接問い合わせたい方におすすめのレンタルサーバーです。

オプションが充実しているカゴヤ・ジャパン

カゴヤ・ジャパンは、オプションが充実しており、必要に応じてセキュリティ機能を追加することが可能です。

オプションでIPSを利用することができ、レンタルサーバーへの不正侵入を防止できます。

また、ウィルスの感染など万が一のトラブルがあった際、実際に現場に出向いて対応する訪問サービスもオプションで受けることができます。

必要に応じて、レンタルサーバーの機能を選択したい方におすすめのレンタルサーバーです。

強固なセキュリティが魅力的なスマイルサーバ

スマイルサーバは、NTTグループが運営する強固なセキュリティ機能を備えたレンタルサーバーです。

WAFやIPS、ウィルスチェックなどを全てのサーバーに標準装備しており、サーバーのセキュリティを高く維持しています。

そのため、官公庁や学校法人、医療機関など安定性や安全性が求められる組織から、高い支持を受けています。

個人情報を扱うなど、高いセキュリティが求められるWebサイトを運営する方におすすめのレンタルサーバーです。

警備会社との連携が安心なワダックス(WADAX)

ワダックスは、警備会社であるセコム社と連携し、IPSを業界で先駆けて導入したレンタルサーバーです。

警備会社のサイバー攻撃についての知見を活かし、サーバーへの不正侵入を始めとしたサイバー攻撃からサーバーを守ります。

また、休日に電話サポートを受け付けているなど、サポートチャネルも充実しており、安心してブログやWebサイトを運営できます。

安心、安全にレンタルサーバーを利用したい方におすすめのレンタルサーバーです。

セキュリティ重視向けレンタルサーバーのよくあるQ&A

サーバーセキュリティとは何ですか?

サーバーへの不正侵入やデータの改ざんなどの問題から、サーバーを守るための機能です。

詳しくは、レンタルサーバーのセキュリティ対策の種類と選び方をご覧ください。

セキュリティリスクの具体例は?

サーバーへの不正アクセスやデータの改ざん、盗難などがあります。

詳しくは、レンタルサーバーのセキュリティを重視すべき3つの理由をご覧ください。

サーバーセキュリティにはどんな種類がありますか?

『WAF』『SSL』『IDS・IPS』『Web改ざん検知』『バックアップ』および『ステージング機能』があります。

詳しくは、レンタルサーバーのセキュリティ対策の種類と選び方をご覧ください。

セキュリティ対策のメリットは何ですか?

第三者から干渉されることなく、安全にWebサイトやサービスを運営できることがメリットです。

セキュリティを高めるには、自分の目的に合ったセキュリティ機能を持つレンタルサーバーを選択することが重要(まとめ)

セキュリティ重視向けレンタルサーバーの選び方や、セキュリティを重視すべき理由、セキュリティ対策に優れたレンタルサーバー8社のサービスの特徴を紹介しました。

おすすめの8社は以下の通りです。

  • 安心・安全な運用実績を誇るエックスサーバー
  • WordPressに特化したセキュリティが魅力のConoHa WING
  • 老舗の安心感が魅力的なさくらのレンタルサーバ
  • 海外からのアクセスを簡単に管理できるロリポップ
  • サポートが充実しているお名前.com
  • オプションが充実しているカゴヤ・ジャパン
  • 強固なセキュリティが魅力的なスマイルサーバ
  • 警備会社との連携が安心なワダックス

運営するWebサイトやサービスによって、必要なセキュリティ機能が異なるため、自分の目的に合ったセキュリティ機能を持つレンタルサーバーを選択することがおすすめです。

一方、必要なセキュリティ機能を利用するのに追加料金が発生する場合があるので注意する必要があります。

この記事を参考に、自分が運営するWebサイトやサービスに必要なセキュリティ機能を持ったレンタルサーバーを選択してください。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

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